かつて「女子高生のなりたい職業ランキング」
にキャバクラ嬢がランクインされていた時代がありました。

最近ではランキングから外され、
今の若い子達からは「将来性がない」と思われています。

今回はそんなキャバ嬢全盛期の時代に
10代から水商売一筋の女の末路を紹介します。


10代から水商売一筋だった女性の末路


2000年代後半は歌舞伎町でキャバクラブームだった。
その頃、キャバクラで大金を稼いだ女性はたくさんいると思います。

そんな中、東京から100km以上離れた
北関東に住むハルカさん(仮名)が、
水商売の世界に飛び込んだのは17歳の頃だったという。

「私が高校生の頃は「egg」や「popteen」などの
ギャル雑誌の全盛期でした。

高校中退も当たり前でその頃は身分証偽装でキャバクラに
面接に行くのが当たり前の時代でした。

私もその1人で学校をやめてすぐに
渋谷のギャル専門のキャバクラで働き始めました。

家から渋谷までは2時間掛かりましたが通い続けました。

仕事が終わったらお店の友達の家を渡り歩き、
ほとんど家には帰らない生活が続いてました。」

今ほど身分証の確認が緩かった時代なので
ハルカさんのように年齢を偽って働く女の子が溢れかえってました。

渋谷で働いても同じ境遇の子達ばっかなので
孤独になることはなかったという。

「地元は北関東の田舎なのでギャルの格好をしてると浮いてしまいますが、
渋谷に出るとすぐに友達も出来ました。

ギャル友の家を泊まり歩いて、
実家にはほとんど帰らない生活を続けてました。

18歳になると地元の同級生が
進学や就職で生活環境が変わっていきますが、
私の生活はほとんど変わりませんでした。

当時のキャバクラの時給は3000円前後で
月給16万で高卒で就職するなんて信じられませんでした。」

その後もキャバ嬢ブームに乗りバブルを味わう生活へ変わっていきました。

歌舞伎町で働きバブルを味わう

18歳になったハルカさんは拠点を渋谷から新宿の歌舞伎町に移した。

「入店して間も無くキャバクラブームと歌舞伎町のプチバブルが来てたので
入店してすぐに稼げました。

時給は5000以上がザラでした。

客は闇金やオレオレ詐欺などの
アウトローの人達が中心で毎晩大金が飛び交ってました。

人生で初めてロマネコンティを飲ませて貰ったのもこの時でした。

時給は8000円にまで上がり毎日出勤して
月給100万以上稼いだ事もありました。」

2000年代後半になると
小悪魔アゲハの雑誌が大ブームとなり時代はキャバ嬢全盛期になりました。

「この頃は闇金の一斉摘発があり、客層は少し変わってしまいましたが、
時給は下がりませんでした。

稼いだお金は小悪魔アゲハの読モに憧れて
ブランドバッグとドレス、化粧品に消えていきました。

その頃の自分は有名店で働くことがステータスだったので、
ひたすら体験入店を繰り返していました。

この時は、仕事よりもブランドで固めて
着飾る事とキャバ嬢がゆえのチヤホヤされる優越感に浸っていました。」

バブルが弾けて気づけばアラサーだった

しかし、チヤホヤされる絶頂期は長くは続かなかった。
キャバ嬢ブームは終わり、気づけば28歳というアラサーになっていた。

「街は不景気になりお店は続々と潰れていきました。
面接に言っても28歳じゃ門前払いで
雇ってくれる店はありませんでした。

歌舞伎町でアラサーおばさん扱いされます。
よほど多く客を持っていなければ、移籍するのは難しい。

チヤホヤされて調子に乗ってしまい、
太客も掴んでいなかった私は時給3000円を提示されるようになりました。

六本木や銀座に移る事も考えましたが、
歌舞伎町のお客さんは歌舞伎町にしか来ないので
新規開拓が面倒だと思った私は引きこもりに・・・

当時住んでいた西新宿のマンションの家賃は15万円。

わずかな貯金をお食い潰していく内に、うつ病を発症しました。
落ちぶれていく現実に耐えきれなかったんです。」

うつ病になり、実家に帰って引きこもりに・・・

働く事が困難になったハルカさんはやむを得ず実家に帰省する事になった。

「しばらく実家で安静にしていると症状は良くなったんですが、
どうしても地元で就職する気にはなれませんでした。

職歴がない私が就職できるのは、
派遣で工場勤務かレストランのホールスタッフくらい。

立ちっぱなしは嫌だったので地元のラウンジで働き始めました。

歌舞伎町ほど時給は高くはないですが、
実家暮らしには十分な給料でした。

公務員だった両親は『恥ずかしいから近所で働くのはやめて・・・』と言われました・・・。

田舎は女の子も少ないのでアラサーでもある程度チヤホヤされました。
今の彼氏も当時の来たお客さんです。」

親と仲が悪かったが彼氏を紹介すると反応が違った。

両親はこのまま結婚してくれる事を願っていたが、ハルカさんは違った。

「彼は結婚を前向きに考えてくれてたんですが、
私がまたうつ病を発症してしまったんです。

原因はお店の同僚の女の子とお客さんの取り合いで揉めてしまったんです。
最終的に人間不信になってそのお店も辞めてしまいましたね。

今は彼に面倒を見てもらいながら細々と暮らしてます。

結婚したい気持ちはあるけど、
彼氏は年収が低いし、彼氏を信じていいのかも分からない。

あと家事が苦手なんです。
新宿のマンションに住んでた時なんかゴミ屋敷でしたからね・・・

実家にいると親が家事してくれるし、とりあえず今の生活が楽ですね。」

周囲に依存しながら、人間不信だというハルカさん。
現在は家族と彼氏以外の人間との付き合いはない。

35歳になってもプライドを捨て切れない女の葛藤・・・

「今は夜の仕事もしたくないんですか」

と聞くと、ハルカさんは口を開いた。

「35歳で雇ってくれるお店なんて時給1800円のスナック位ですよ。
立ちっぱなしで、飲み続けるなんて考えられないです。」

目先のお金や華やかな世界に惹かれて水商売に飛び込む女性は多い。

そして、飛び込んだ女性の多くは稼いだお金を散財してしまい、
アラサーになった頃には貯金も仕事もない状態に陥ってしまう。

将来設計を考えられない女性は夜の世界に足を踏み入れない方が
長い目で見て自分の為かもしれない。
引用:https://nikkan-spa.jp/1455618

あなたにオススメの記事

⇒ ホストにハマった女性芸能人の末路…悲惨すぎる…