妊娠中の夫の浮気が母体や胎児に及ぼす悪影響…
浮気は良くないと改めて認識する…



浮気。それは夫婦の絆を壊しかねないもの。
古今東西、今も昔もパートナーに浮気をされてしまい、
悲しむ妻の声が止むことはありません。

中でも、妻の心を深く傷つけるのは「妊娠中の夫の浮気」です。

2016年8月にはタレント小倉優子さんの夫・菊池勲さんの浮気が発覚。
小倉さんが妊娠中だったこともあり、
インターネット上では同情の声が相次いで上がりました。

元気な赤ちゃんを産むためにも妊娠中には
少しでもストレスを感じたくないのが母心です。

そんなときに「浮気」というショックな出来事が起こってしまうと
母体へのダメージは計り知れないものがあります。

今回は妊娠中の夫の浮気が母体や胎児に及ぼす悪影響を紹介します。

妊娠中の夫の浮気が母体や胎児に及ぼす悪影響

「妊娠中に夫に浮気をされてしまい、産後に離婚される女性は多いと聞いています」

と川崎市武蔵小杉にある
「こすぎレディースクリニック」の院長・椎名邦彦先生も話します。

現場から見た実情を踏まえ、妊娠中の浮気が母体に与える影響を話しています。

「特に家にいることが多い方の場合、
夫に浮気をされても、なかなか他人に相談することができません。
『将来、この相手と一緒にやっていけるのだろうか』という不安感を一人で抱え込むことになり、大きなストレスを感じてしまいます。
もともと、妊娠中はホルモンが増え、精神がアンバランスな状態なので
うつ状態になってしまう方もいらっしゃいます」

昨今の妊娠中の女性は職場や交通機関でも気を使ったり、
時として心ない言葉を浴びせられることもあります。

そんなデリケートな時期に支えてくれるはずの夫まで味方でなくなってしまったら…
その絶望感は想像するだけで胸が痛みます。

また、椎名先生は胎児への影響も大きいと話します。

人間はストレスを感じるとアドレナリン(抗ストレスホルモン)を分泌します。
アドレナリンは血管が収縮する作用があり、胎盤に行く血液の流れが悪くなってしまいます。

その結果、低出生体重児(体重が2500g未満の新生児)が生まれやすくなり、
初期流産や早産も起こりやすくなってしまうのだといいます。

「さらに漢方医学の観点から見ると母体がストレスを受けると『気が滞る』状態になるんです。
肝臓の血の巡りが悪くなり、身体の腰回りが冷え、お腹が張りやすくなります。
すると切迫早産が起こったり赤ちゃんが逆子で生まれてしまったりします」

夫の浮気は妻に精神的な負荷をかけるだけでなく、
体調不良を引き起こし、
ひいては胎児にまで悪影響を及ぼしてしまうことが分かりました。

夫に父としての意識を持ってもらうようにアプローチをすべき

妊娠したにも関わらず、我が子を無事に産むことができなかった…。
このような悲しいシナリオは誰もが避けたいことです。

夫との二人三脚で出産を進めるためにも椎名先生は

「奥さん側から、旦那さんに『父親としての意識』を持ってもらうようにアプローチすることが大切です」

とアドバイスします。

「女性は妊娠した段階で母親としての意識が生まれます。
でも男性の場合、実際に生まれた子どもを見るまではなかなか父親としての意識が芽生えません。

どうしても『他人事』に感じてしまいます。
子育ての本を夫婦で読んでみたり、妊婦検診に一緒に行こうと誘ってみたりと
奥さん側から旦那さんに働きかける必要があるのです。

旦那さんとしては奥さんを気遣い
『僕は親身になって、君と子どもの将来を考えているよ』という
アピールをし、安心させてあげるべきだと思います」

妻にとって夫は子どもを一緒に育てていく生涯のパートナーでもあります。
だからこそパパになる夫の皆さんには妻の妊娠中の行動は
我が子にも大きな影響を与えると自覚して
出産までの時間を過ごしてもらいたいですね。

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