ファミレスのドリンクバーの1杯あたりの原価…
元を取るのは無謀な挑戦だったと話題に…



和洋中さまざまな食事が楽しめるファミレス。
今やほとんどのファミレスではドリンクバーが設置されていますが、
普通の人がドリンクバーで元を取ることはほぼ不可能だそうです。

今回はそんなファミレスのドリンクバーの原価を紹介します。

ファミレスのドリンクバーの1杯あたりの原価

実はファミレスに設置されているドリンクバーというものは
原価がかなり安くて何杯おかわりしても不可能なんです。

つまり、ファミレス側にとってかなり利益率が高いのです。

ドリンクバーの原価に関しては
どのファミリーレストランでも大きく変わりません。

原価率が変わるとすると炭酸飲料やお茶・コーヒーなどの種類です。
種類別の原価は以下となります。

炭酸飲料の原価

ドリンクバーで提供されている炭酸飲料は
炭酸飲料そのものを入荷しているわけではありません。

濃縮シロップを入荷して炭酸水で割って提供しているのです。
炭酸水自体は大量仕入れで2Lが50円くらいと考えると
1杯分に換算して5円くらい。
シロップを加えても原価は10円ほどです。

お茶の原価

炭酸水と同じくお茶も濃縮した原液を入荷して蒸留水で割っています。
蒸留水と濃縮原液合わせて原価は17円ほどです。

100%ジュースの原価

果汁100%ジュースに関してもドリンクバーでは
濃縮原液と蒸留水を合わせて提供されています。

果汁100%じゃない?と思われがちですが、
ちゃんと果汁100%ジュースです。

※果汁100%について
果汁100%ジュースには2通りあります。
1つはストレート果汁と言われ、果汁のみを使い、
水や添加物で薄めていないもの。

もう1つは濃縮還元と言われ、
絞った果汁を濃縮してシロップ化しておき、
飲むときに水を加えて100%果汁に近い状態に戻したものです。

ファミレスのドリンクバーでいう100果汁は濃縮還元の方に当たるので
薄めてはいますが間違いではありません。

濃縮果汁が炭酸水や蒸留水に比べて高めとなるため、
原価は25円ほどになります。

コーヒーや紅茶の原価

ファミレスのドリンクバーにはジュースやお茶以外にも
ホットコーヒーや紅茶などもありますね。

ホットコーヒー自体は15円程度で、
ミルクと砂糖を加えるたコーヒーの原価は25円ほどになります。

紅茶に関してはティーパックで提供されています。
業務用のティーパックは100個入りで1500円くらいと考えると
紅茶の原価は15円ほどとなります。

まとめると1杯あたりの原価は

・炭酸飲料:15円
・お茶:17円
・100%ジュース:25円
・コーヒーや紅茶:15円

対してドリンクバーの金額は

・ガスト:430円
・ロイヤルホスト:496円
・サイゼリア:280円
・デニーズ:320円

単純計算でドリンクバーで元をとろうとすると
最低10杯以上は飲まなくてはいけないという結果になります。

ドリンクバーマニアのコメント

「ドリンクバーで元を取ろうとしても無理ですね。
コーラで元を取ろうとしたら50杯以上飲まないといけません。
さらにコップに氷を入れる人もいるじゃないですか。
そのぶんコーラの量は少なくなりますから、
ファミレスとしては嬉しいことなのです。

だから私は氷は入れませんけどね。
あと無名ブランドのコーラを使用している飲食店もあって、
そこは原価3円ともいわれています」

「元を取ろうとすれば、
一番原価の高い100%果汁ジュースでも
10杯以上飲まなければなりません」

ドリンクバーで元を取ろうとするのはとても厳しそうですね。

ファミレスとしてもドリンクバーは、
イン食材を頼んでもらうための一部のサービスであると
考えるのが正解かもしれません。

ドリンクバーが儲かるもう一つの理由

ファミレスがドリンクバーを設置するのにはもう一つ理由があります。
それは人件費の削減ができるということ。

ドリンクバーのメンテナンスの手間は増えますが、
一人ずつ用意する手間や運ぶ手間がなくなった分、
平均1~2割人員を削減できたと言われています。

ネットでの反応

・飲み放題食べ放題関連で元を取ろうとする意味が分からん。
同じものばかり食べる食事の何が面白いのやら。

・色々飲んだり、混ぜたりするのが楽しいのにね(笑)

・いっぱいコップ使えば元取れるん?

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