自撮りが公式に精神疾患な病気と認定…
自撮り依存症の恐怖が話題に…


自撮りが公式に精神疾患な病気と認定


皆さんは自撮りというものをしたことがありますか?

友人や家族にはスキあらばFacebookやInstagramなど
SNSに自分の顔写真を撮影しては投稿を繰り返している人はいませんか?

スマホの普及と共に誕生した自撮りという単語は
今では当たり前のように耳にするようになりました。

その自撮りが専門家により
正式な精神障害として認められたのです。

今まで自撮りくらい女子はするよー!や
自撮りしてないと落ち着かないーなどの話では無くなってきています。

自撮り依存症とは

科学者たちは最近、1日3枚以上の写真投稿を
脅迫的に行っている人は
治療が必要となるかもしれないと警告しています。

「自撮り依存症(selfitis)」とは
自撮りをすることに取り憑かれている状態のことです。

元々は2014年のフェイクニュースに端を発する造語ですが、
実際に自撮りに取り憑かれて
症状を悪化させてしまう人は少なくありません。

ノッティンガム・トレント大学の心理学者、
ヨナタン・バラクシリュナ博士とマーク・D・グリフィス博士は
彼らの症状を理解するため、実際に研究を行いました。

まず625人の大学生を境界性、急性、
そして慢性の3つのレベルに分け、
自撮り依存行動尺度(Selfitis Behavior Scale)を作成します。

境界性は少なくとも日に3回自撮りをしますが、
ソーシャルメディアに投稿はしません。

急性の人は自撮りを実際にネット上に投稿してしまい、
慢性期の病状に苦しむ人は一日中自撮りをし、
日に6回以上ネットに投稿しなければならない強迫感を感じています。

バラクリシュナによると
一般的にこの病状を持つ人達は自信のなさに苦しんでおり、
周りの人達と「合わせる」ことを優先しています。
そのため、他の潜在的な依存行動に似た症状を表すのかもしれません。

しかし、ロンドン大学の精神病理学教授、
サー・サイモン・ウィーズリーはこの研究を不必要なものとみなして、
この論文そのものを学術的な自撮りと呼びました。

「この研究が示唆しているのは
人々が自撮りをするのは単にムードを良くしたいからであり、
注意を惹き付け、自信を増し、周りとつながりたいからということです」

英国王立精神医学会の広報担当者であるマーク・サルター博士は
ウィーズリーの懐疑論を繰り返します。

「たくさんの人が様々な理由で行うの行動を
たったひとつの言葉で言い表そうとする風潮がありますが、
これは危険なことです。
なぜなら、こういった言葉は本当は
なにもないところにも実体を与えてしまうことが出来るからです」

新しい科学技術を元にした精神障害は
今まさに増えてきているように思えます。

「ノモフォビア(Nomophobia)」は携帯電話が
そばに無いことに対する恐怖だし、
「テクノフェレンス(Technoference)」は
「目の前にいるのにLINEで会話」など、
日々の生活に科学技術が絶えず侵食してくることを表します。

そして、「サイバーコンドリア(cyberchondria)」は
医者に見せる代わりに症状をGoogleで調べることに対する強迫衝動です。

むやみに危険と叫ぶのも危険、ということはあるでしょう。
ただ何事にも強迫観念を感じ始めたらアウトだと思うので
今回の「自撮り依存行動尺度」でチェックしてみましょう。

自撮り依存行動尺度(Selfitis Behavior Scale)

下記の文に対して、1点から5点の点数をつけます。
5は強く同意する事を表し、1は強い不同意を表します。

スコアが高いほど自撮り依存症の可能性が高いです。

1.自撮りすることでより身の回りのことを楽しめて気分が良くなる。

2.自撮りをシェアすることは友達や同僚との健全な競争をもたらす。

3.自撮りをソーシャルメディアでシェアすることで広く注意を集めている。

4.自撮りをすることでストレスレベルを減らすことができる。

5.自撮りをするとき、自信を感じる。

6.自撮りして、ソーシャルメディアでシェアするときは、仲間グループ内でより受け入れられている。

7.自撮りを通して、周りの景色の中でより自分を表現できる。

8.異なるいろんな自撮りポーズをとることは、社会的な地位を上げる役に立つ。

9.ソーシャルメディアに自撮りを投稿する時、もっと人気者になった気がする。

10.より多くの自撮りをとることはムードを改善し幸せを感じさせてくれる。

11.自撮りを撮る時、自分自身に自分自身にもっと前向きになれる。

12.自撮りの投稿を通して仲間グループ内で力を持つメンバーになる。

13.自撮りを撮ることはその出来事や経験についての良い記憶をもたらす。

14.わたしが頻繁に自撮りを投稿するのは、ソーシャルメディアで多くのlikeやコメントをもらうためです。

15.自撮りを投稿することで友達が褒めてくれることを期待している。

16.自撮りをすることで、即座に私のムードは変わる。

17.自信を増すためにたくさんの自撮りを撮り、一人でそれを見ている。

18.自撮りをしていない時、仲間グループから引き離された気分になる。

19.わたしは将来の記憶のトロフィーとして自撮りを撮ります。

20.他の人よりも良く見せるために、写真加工ツールを使います。

自撮りもSNSも便利なツールであることは確か。
「使われ」ないように注意したいですね。

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