母親に捨てられ骨と皮だけになった15歳少年…
児童虐待の悲惨さに想像を絶する…
マレーシア、ヌグリ・スンビラン州のニライという街で
親の育児放棄と監禁の末に
今にも力尽きそうな少年が瀬戸際で救い出されました。
保護された少年の想像を絶する姿は
世界中に児童虐待の悲惨さを訴えています・・・
母親に捨てられた15歳少年
マレーシア紙「the Sun」や「THE STAR」が報じたところによると
今回救出されたのはムハマド・フィルダス・ドゥラーくん(15)。
マレーシアの入国管理局が不法滞在の摘発のために踏み入った
あるアパートの一室に彼は放置されていた・・・
発見当時、身体に障害を持っていた彼は
深刻な栄養失調に陥っており、
服はボロボロ、自身の汚物にまみれていた。
予備捜査で一定の情報を得てから踏み入ったとはいえ
そのおぞましい光景に捜査官たちは戦慄を覚えたと語っています。
また、ムハマドくんが監禁されていた部屋は
ゴミで埋め尽くされ車椅子も置いてあったものの
もはやそれに乗る体力も残されておらず
尻を使って床を這うように移動することしかできなくなっていた。
「ムハマドを見つけた時、彼は極度に痩せ衰えて全身が骨だけのような状態だった。
15歳であるにもかかわらず、7〜8歳程度のような体格をしていた。」
とヌグリ・スンビラン州の入国審査管理局長はこのように語り
ムハマドくんの腕や脚が極度の栄養失調のより
変形していたことも明かしました。
育児放棄に至った原因
育児放棄される前は比較的裕福な家庭で育っていたムハマドくん。
その後、入国管理局はムハマドくんの出生証明書を入手し
クアラルンプール郊外の食堂で働く母親(39)も発見。
警察署に勾留した。
この母親はムハマドくんの父親と離婚後に別の男性と再婚。
再婚相手との間に現在6歳になる2人目の子供をもうけたが
現在は別居中であるという。
どうやら経済的に2人を養うことができなくなり
育児放棄へと走ったようだ。
母親は保護責任者遺棄の罪に問われ
懲役4ヶ月と罰金刑に処された。
病院へ入院することとなったムハマドくんは
病院の手厚い看護や慈善団体の人に助けられ
発見当時14キロだった体重も27キロにまで回復。
ニュースを知った元ベビーシッターは病院へ駆けつけ
退院後は一緒に暮らしたいと申し出たという。
退院後、幸せを掴むと思っていた矢先・・・
退院後は笑顔も多くなり
安全な生活を手に入れたかに見えたムハマドくん。
しかしある日、食事中に突然発作を起こし
病院へ搬送中に死亡が確認された。
発作から10分ほどの出来事だったという。
保護された少年の幸せを願っていたマレーシア国民も
突然の訃報に驚き哀しみは全国へ広がった。
小さな体はモスクへ丁重に運ばれ
祈りを捧げられた後、埋葬された。
母親の身勝手な行動から生命の危険に晒された少年。
その後、彼が得た幸せも儚いものとなって消えてしまいました。
恐らく栄養失調とストレスで脳の発達も障害されていたのかもしれません。
引き取ったベビーシッターの方と幸せに成長したんだろうと思ってましたが
とても残念です。
引用:http://www.thestar.com.my/news/nation/2014/06/22/horrific-find-during-raid-disabled-teen-left-to-fend-for-himself/