修学旅行で部屋が狭くて俺だけ押し入れで寝ることに…
翌日、目が覚めると大変なことが…
修学旅行で部屋が狭くて俺だけ押し入れで寝ることに
修学旅行にいった時に俺が泊まった部屋はとっても狭かった。
夜中に目が覚めた時、俺は1人だけ押し入れで寝ることにしたんだ。
中学生のころに修学旅行があったんだが、
そこで泊まったホテルの部屋がめっちゃ狭かった。
7人の中学生男子が4人部屋に
布団を敷いて寝るという衝撃的な部屋だった。
しかも俺の班は運動部員で体のデカいやつらが多かったから、
まじですし詰め状態ってやつだった。
俺は枕や布団が変わると眠れなくなるタイプなのだが、
友人たちと密着して寝るという事がもう耐えられない!といった状態に陥った。
そこで俺は、深夜に目が覚めてしまいふと押し入れに目をつけたんだ。
押し入れなら1人で寝られるし、
布団も全部だしてあったからガラガラだし、
タオルケットと枕だけを押し入れに入れてそこで寝ることにした。
目覚ましを早朝にセットして、
みんなが起きる前に元の場所に戻ればいいやと思って眠りについた。
翌日、押し入れの外がざわざわしていた音で目が覚めた。
翌日、目が覚めると大変なことが
押し入れの中から外の様子をうかがっていると・・・
「いたか?」「いません!」 「全部の部屋見回りましたがどこにも・・・」
教師の声が聞こえてきた。
どうしてこの部屋に教師がいるのか?何をしているのか?と思っていると
「◯◯(←自分の名前)はほんとどこに・・・」
という言葉が聞こえてきたのです!
どうやら俺が押し入れで寝たあとに同室のやつが起きて
俺がいないことに気が付いたのだ。
トイレに行ったのかと思いトイレに行ってみても俺はいない。
いくら待っても戻ってこないので、教師に相談をしたという事だった。
誰も俺が押し入れにいる何てことに気が付いておらず、俺は慌てていた。
教師がいるので怖くて押し入れから出ることもできず、
どうしようとオロオロしているうちに
ホテルの従業員のような声も聞こえてきた。
警察に届けたほうが良いみたいな言葉が聞こえてきて、
俺は意を決して思いっきり壁に寝返りを打ってぶつかる音を出した。
いきなり押し入れから大きな音が鳴ったので一瞬周りはシーンとなっていた。
そして俺は押し入れの扉に背を向けたまま、寝たふりを続ける。
そーっと押し入れの扉が開く音が聞こえて
「ここにいた!」「なんだよこいつ爆睡してやがる」
みんなが安心した声を聞いて
よっしゃ!修羅場は抜けたぞ!と俺も安堵した。
ただ、それから俺は同室のやつらにいじられまくり
「ドラえもん」というあだ名をつけられてしまった・・・