「ダメ親のあなたへ」ある父親が書いたメッセージ…
世界中から賛同の声が相次ぐ…
最近は子育て中のパパやママへの風当たりが強くなりつつあります。
子供が騒げば躾がなってないと言われ、
叱れば虐待を疑われてしまう。
スマホを見ていようものなら育児放棄と言われ、
世間からの厳しい目線は育児に奮闘している両親へ
さらなる追い打ちをかけます。
そんな子供を育てにくい現代でとあるパパが書いたブログの文章
「ひどい親のあなたへ」 が世界中の人々から称賛の声を集めています。
「ダメ親のあなたへ」
買い物に行くと子どもの大きな泣き声が聞こえる。
親が険しい顔で子供を怒鳴りつけている場面に出くわすと
「そこまでしなくても…」なんて思うこともあるのではないでしょうか。
また公園で子どもたちが楽しそうに遊んでいる中、
親はベンチでずっとスマートフォンをいじっている。
今度は「もっとかまってあげればいいのに…」なんて思うかもしれません。
同じ子どもを持つ親であれば、
「私ならこうはしない」と思うこともあるかもしれませんね。
でも、それだけでいいのでしょうか?
とあるパパブロガーの記事は、そんな疑問を投げかけます。
ある父親が書いたメッセージが世界中から賛同の声が相次ぐ
ブログ「ひどい親のあなたへ」
私は見ました。
あなたが公園のベンチでiPhoneを操作するのばかり夢中になっていて、
子どもが何回も「パパ!」と呼んでいるのに気がつかなかったことを。気付いてからも、一通り画面を見てから子どもに手を振り、
またすぐに画面の世界に戻っていたよね。またあなたが子どもとスーパーマーケットにいるのも見ました。
子どもはキャンディーを買いたがったけど、
あなたが「買わないよ」と言ったら泣きだしちゃったよね。するとあなたは、子どもの腕をつかんでそっと何かを囁いていました。
何を言ったかは分からないけれど、その子の表情はみるみると変わって、キャンディーを元に戻していたから、なにか怖いことを言ったんじゃないかな。
それからあなたがレストランに行って
子どもがチキンナゲットとマカロニチーズを手に持っている…
こんなシーンに出くわすのはもう40回目くらいかな。その子はチーズまみれの手であなたのiPhoneを触って
大好きなアニメを観始めたよね。あなたはそうやって、i-phoneに子育てしてもらっているのに、あたかも自分が子どもたちの面倒を見ている気になっているんだよね。
でも私に見えている部分が全てではなかったんですね。
あなたはいつも子どもと遊んでいたり、
家に帰ると本の読み方を教えてあげていることを私は知りませんでした。また火曜日には良い本を買ってあげて、週末には公園に連れていって、
メールを確認する少しの時間でさえも子どもが楽しめるようにしているんだよね。またあなたは、保育園へ子どもを迎えに行ってから、
家で晩ご飯の準備をするために鶏肉と牛乳を買いにスーパーへ行ったよね。前日子どもはお菓子を食べ過ぎてしまい、
せっかくあなたが作った晩ご飯に手をつけませんでしたね。あなたはそれを子どもに話すと子どもはお菓子を買わない理由をちゃんと分かってくれていました。
だけど今度は「キャンディーが欲しい」と言い始めたのです。
あなたは子どもに近寄ってお菓子を買わない理由を
もう一度耳元で説明して「元の場所に戻しなさい」と言いましたね。子供は少し寂しそうな表情をしながら
「そうだった」と思い出して、素直に元に戻しましたね。そしてあなたが子どもに対してひどい対応をしたのを私が見た日、
私が見ていないところではこんなことがあったんですね。その日あった奥さんとの口論が気にかかっていたこと。
普段は寛容なあなたが、仕事でイライラしていたこと。
あとで子どもに謝って、正しいことではないけど大人も怒鳴ることがある、人間は間違うこともあるんだと説明したこと。
それを聞いた子どもがあなたを許したこと。
そう、そうなんです。
私が見たのはあなたの毎日の中にあるほんの一瞬の出来事ですよね。
それなのに私はあたかもあなたの全部を見たように感じ、
あなたが“ダメな”親だと思ったのです。あなたも私もどの一部分を見られるかで“ダメな親”になってしまうかもしれないね。
良い親の時だって絶対あるはずなのに。だから、お互いの勘違いをなくしませんか?
知らない、見えていない部分もちゃんと理解して、
お互いで安心できるようにしたらいいと思うんです。叱ったりするひどい場面を見かけて「なんてひどい親なんだ」と思いこんだり、
イライラした空気を出すのではなく、
「私もつい怒っちゃうときがあったよ」と頷きあいませんか?大事なのは、私たち親は皆ときどきは
「ひどい親」になるのを知っておくこと。良い親のときもあれば、ひどい親のときもあるんです。
そうやって色んな接し方をしながら、
試行錯誤で親も成長していくのではないでしょうか。(本文まま)
私たちが日常で見かける親子の一場面は
その親子の生活においてほんの一場面でしかありません。
まずその親に冷たい非難めいた視線を送る前に私たちの知らない
それ以前のストーリーが隠されていることを忘れてはいけないのです。
「あぁ、あの人はダメな親なんだ」と決めつけてしまうのは簡単です。
ですが自分の知らない事情があるということを含めて
お互いが思いやる気持ちを持てるといいですよね。
きっとそれが育児を頑張るお父さんやお母さんの心の励みにもなる事でしょう。
ネットでの反応
・そう、これ!もちろん世の中にはひどい親がいるし、
ネグレクトに見える親は実際にそうかもしれないけど、
ほとんどの親は頑張っているんだと思う。・僕が彼に膝の上で何度も読み聞かせをしていたり、毎日寝る前にハグをして愛してると言ったり、行ってきますのキスをしたり、常に彼のことを祈っていたりすることは誰も知らないのに。
・でも周りの人は、その一瞬だけを見て、
それだけでもう十分僕を知った気になってしまう。