深海に生息する奇妙な生き物10選…
不気味な生き物ばかりだった…



「海」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?

リゾート地や海水浴場を思い浮かべる人もいれば
寿司や刺し身のネタを思い浮かべる人もいるかもしれません。

しかし、70%を占める海洋には
人間が決して人間が食べることができない生物も生息しています。

これらの生物は主に深海に生息している。

深海の生物は太陽の光を浴びることがないので
不気味な様態をしていることが多いです。

今回はそんな深海の生物を紹介します。

1.ヒョウモンダコ

この外観は奇抜としか表現しようがありません。

それでも体は小さく、黄色く変色したサメなんかの牙に比べたら、
それほど脅威を感じないかもしれません。

しかし侮ったら、大変な目に合います。

なぜなら、このタコの唾液には毒が含まれており、
海に生息する有毒生物としてもっとも脅威のある一種だからです。

この毒は「神経毒」と言う種類のものであり、
まさに人間すら死に至らしめる猛毒です。

もしこのタコに噛まれたら1分程で呼吸筋不全をもたらす。
すなわち呼吸ができなくなり、最終的には死に至る結果となるのです。

このタコは通常、岩場の潮だまりやサンゴ礁の近くにたむろしています。

幸いな事にその奇抜な外観のおかげで
たとえこのタコを見かけたとしてもすぐに見分けがつきます。
逃げるが勝ちです。

2.ダイオウイカ

巨大なイカとしてテレビでも紹介されたり、
水族館で標本が展示されていることから
このダイオウイカの存在を知っている人も多いと思います。

このイカは深い深い深海に生息しています。

体の大きさはオスで10メートル、
メスはなんと13メートル程にまで成長するので
そもそも陸に近い浅瀬ではその巨体は収まりません。

この異常なまでに巨大なイカはまさに海の壮大さを象徴する生物であると言えます。

3.ブラック・ドラゴンフィッシュ

名前を直訳すると黒い竜魚(りゅうぎょ)。
まさに名前負けしていない風貌…

この黒い竜魚は実のところ、熱帯海域に生息する
「ホウライエソ」とその外観、生態ともに多くの共通点を持っています。

そして、ホウライエソとやはり同じく、
深さ2千メートルほどにまで達する深海に生息しています。

さらにメスに関して言えば、
夜にニョロニョロと水面に泳ぎ上ってくるところも同じです。

ブラック・ドラゴシュンフィッシュは餌をおびき寄せるために光を発するが、
他の発光生物と異なりその光を自身で見る事もできます。

そのため獲物の捕獲率も非常に高く、
狙われた獲物にとってはまさに脅威の魔物になるでしょう。

4.ラブカ

その顔に長い身体と尾ひれをつけた姿は
文字通り得体のしれない生物といったところですが、一応サメの一種です。

そしてその原始的な外観から「生きた化石」などとも呼ばれているそうです。
このサメは獲物を捕らえる時、背中を曲げ、前面から一気に攻撃します。

まさしく蛇が獲物を捕らえるのと同じく、
その柔軟なアゴを使い、獲物を丸呑みするのです。

さらに針のようにとがった歯は獲物を突き刺し、
一度噛みつかれたら逃れられないのです。

この海に生きる蛇のように恐ろしいサメですが、
その数の少なさから神話上の海ヘビなどとも噂されています。

幸か不幸か、その生殖率の少なさから、
絶滅危惧種に近い品種とみなされているのです。

5.ダイオウグソクムシ

ダイオウクソクムシは大西洋ならびに太平洋の深く冷たい海の底に生息します。

この生物はエビやカニと同類の甲殻類に分類されます。
しかし見た目はどう見ても巨大ゴキブリです。

前長は最大で50センチほど。

ありがたいことにこの生物は深い海の底の住虫です。
突然、カサコソ音をたてながら目の前に現れることはないでしょう。

6.ガルパーうなぎ

ガルパー「Gulper」という英語には小魚を一気に飲み込むという意味がありますが、
その言葉から派生して大量の酒飲みの意味も持ちます。

実際、ガルパーうなぎは体より口の方が大きいうなぎです。
そのため、自分の体より大きな獲物でさえ丸呑みすることができるそうです。

しかも胃はその獲物の大きさに合わせて拡大する柔軟さも持ち合わせています。

さらにみずから発光し獲物をおびき寄せる事ができ、まさに最強のうなぎなのです。

その口のおおきさからペリカンうなぎなどと呼ばれることもあるそうですが、
ペリカンの容姿のがまだ愛らしい思ってしまう容姿です。

7.キワヒルスタ

このヤドカリ下に属する甲殻類の生物、
なんと2005年に南太平洋で発見されたばかりです。

カニのようにもロブスターのようにも見えますが、
実際のところはただの小さな毛の塊に近い。

その見た目は一見絹の毛皮をまとっているよう。

しかし、こちらもありがたい事に
2200メートルほどもぐった深海に生息しているため、
通常お目にかかることはありません。

もちろんそれが生物として極めて最近発見された理由でもあります。

ちなみにこの立派な白い毛は単にファッションとしてこの生物が身にまとっている訳ではありません。
有毒なミネラルを水中で解毒する細菌が含まれていて、
生物として存続するためのそれなりの役目があるそうです。

8.コウモリダコ

この生物は英語では吸血鬼イカと名づけられています。

吸血鬼と表現されているからには
「血を吸う生物」と誰もが想像しますが、
実のところそうではありません。

この軟体生物は淡い赤、もしくは黒い色をしています。

そして赤いまぶたに加え、足の膜を開くとまさにマントをひるがえす
吸血鬼のような様相を呈する事からこの名が付けられたそうです。

さらに、目に関してはコウモリダコ目という種に属しており、
その種の中では唯一現存している貴重な生物でもあるそうです。

9.オニボウズギス

英語では「黒い呑み込み魚」と名づけられたこの悪魔のような顔立ちの魚。
ホラー映画にでも出てきそうですが、
実物の大きさは23センチほど。食べごろのサンマよりも小さいサイズです。

しかし、自分の体長よりもずっと大きなサイズの魚を丸呑みできる悪魔でもあります。

獲物の捕らえ方としては尾の部分を使って獲物をつかみ、
さらに鋭い歯でガッツリ一刺し、その上でひたすらあごを動かし続けて、
獲物を丸呑みにすると推測されています。

仕留められた獲物はオニボウズギスよりもずっと大きいため、
オニボウズギズがその獲物をまだ消化している最中に腐り始めるとも言われています。

2007年に死んだオニボウズギスが見つかりましたが、
なんとその胃の中にはこの魚の4倍もの大きさのウミヘビが発見されたそうです。

10.デメニギス

このおちょぼ口のちょっと愛嬌のある魚。
頭が透明です。

これが人間だったら、
脳みそが透けて見える頭の持ち主という事になります。

また、目はチューブのように管状になっており、
深海において必要な光を集める役割を果たしています。

ちなみに写真でむくんだ目のようみえる部分は
実際は鼻であり、その上のこぶ状のものがこの魚の本当の目です。

つまり、名前そのままにデメキンの如く目が飛び出ているのです。

この魚、視力はとても良いが、視界はその分とても狭い。
しかし、それらの特徴一つ一つをとっても、
やはり頭が透明”というこの魚の特異性にかなうものはないでしょう。

ネットでの反応

・とりあえずキモい

・一生出会いたくないね。

・あ、ダイオウグソクムシ食ったことある。

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