全身に紫色のスプレーをかけられた犬…
間違った情報が最悪な結果に・・・


全身に紫色のスプレーをかけられた犬

南米に位置するエクアドルにある「ダーウィン動物病院」。

ここにキティという小さい犬が診察に訪れました。

キティのまぶたには被毛がない部分が見受けられ、
獣医はダニが寄生していると診断し治療をしました。

その後、飼い主さんは

「被毛が生えてこなかったり、
症状が悪化したらまた病院へ連れてきてください」

と告げられます。

その診断から9ヶ月。
キティが病院に来ることはありませんでした。

診察から9ヶ月が過ぎたころに

再び飼い主さんはキティを連れて病院へ訪れます。

するとキティの姿は驚きの姿になっていたのです。
なんと白い犬だったはずのキティが全身紫色になっていました。

しかもまぶた付近だけだった脱毛が全身にまで及んでしまっていて、
あちこちで皮膚に炎症が起きてしまっています。

実は、キティの症状が良くならなかったため、
飼い主は他の病院へ連れて行ったのです。

そこでは、注射へビタミン剤の投与が行われましたが、
キティの症状が良くなることはありませんでした。

紫色に染められた理由

なかなかキティの症状が良くならないことにガッカリしていた飼い主さんは
ある時近所からとある噂を聞きつけます。

それは

「犬の全身を紫色にすればダニが死ぬ」

というものでした。

もちろん近所の人は医療の知識を持たない素人の人たちです。

飼い主は藁にもすがる思いで近所の噂を鵜呑みにして、
紫色のカラースプレーを購入し、
キティの全身に吹き付けてしまったのです。

しかし、結果は症状の悪化に繋がってしまい、
再びダーウィン動物病院を訪れたというわけです。

緊急治療の結果

細かな診断の結果、どうやら脱毛症に加えて、
かき傷や皮膚のただれを起こしており、
緊急治療が必要となっていました。

治療後に飼い主さんには

「ダニ治療は今後も継続して行う必要があるため、
1週間後に必ず来院するように」

と指示をしました。

飼い主さんも事の重大性を重く受け止めて、しっかり1週間後に来院し、
獣医さんの適切な治療のおかげもあってキティは急激に改善していきます。

なんとただれていた傷口も塞がっていき、
皮膚の赤みも治ってきたのです。

劇的な変化を遂げたキティの姿に誰しもが驚きました。

今後もダニ治療としての通院が必要となりますが、
ここまで改善すれば飼い主さんも安心して治療をお願いすることができることでしょう。

みなさんも大切なペットを守るために、
何かしらの症状がでたら必ず獣医の指示を守るようにしてください。

ネットでの反応

・これは近所の人が悪くねぇか…?

・犬なのにキティなんかーい

・愛犬を想うが故にやってしまったんだろうな
普通ならわかることがわかんなくなるくらいに焦ってしまったんだろうね、、

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