エチオピアのスルマ族の儀式…
少女の体を切り刻む痛く美しい儀式が存在した…
どこの国の女性も大抵の場合、
花束のプレゼントや綺麗な夜景の見えるレストランでの
食事に満足してくれることが多いですね。
しかし、スルマ族の女性は違います。
一体なぜ肌に傷痕を作る為にナイフやカミソリで肌を切るのか、
我々には理解しがたいところですが
世界には様々な考え方が存在するのですね。
スルマ族にとって思春期の女の子が身体を切り割かれる痛みを我慢できることは
その子の精神的成熟と出産への意欲を示すものと考えられるそうです。
サルマ族のスカリフィケ―ション儀式
最近は欧米ではタトゥーよりもスカリフィケ―ションに人気が集まっていると言います。
しかし、スカリフィケ―ションの元祖とも称される
エチオピアのスルマ族のそれは単なる装飾ではありません。
部族の男性は傷のない肌を醜いと感じると言い、
それが現在までこの風習が残っている理由の1つです。
写真家のエリック・ラフォルグ氏が
12歳の少女が受ける伝統儀式を目撃しました。
(閲覧注意)
その少女はカミソリで肌を切られ続けた10分間、
言葉を発することなく痛そうな様子さえ見せなかったそうです。
血が流れている傷口にはハエが群がっていたといいます。
ラフォルグ氏が儀式後に彼女に肌を切られるのはつらくなかったかと尋ねると、
もう少しで失神するところだったと告白したそうです。
少女は家族や周りから儀式を受けるよう強制されたわけではなく、
自らの意志でやっています。
スルマ族のスカリフィケ―ションは一回傷をつけるだけでは終わらず、
より目立つケロイド状の傷を作るために治りかけた傷口を故意に開きます。
そしてその傷口に樹液や木炭、植物性の顔料をこすりつけて、
傷の治りをわざと遅くするのです。
そうすることで傷痕は感染症を引き起こし、
治った時には著しく突出したケロイドを作ることができるというわけです。
引用:http://www.dailymail.co.uk/news/article-4413954/Girls-slashed-beautiful-Ethiopian-scar-ceremony.html
棒を使った決闘
スルマの男たちは雨季の終わりになるとドンガという杖で戦い合います。
通称「スティックファイト」と呼ばれるこの戦いは
男たちにとって最高の見せ場で自分の目当ての女性を選ぶチャンスでもあります。
ただ、戦いの前にはもうひとつ、
乗り越えなければならない壁があります。
それが2リットルの新鮮な牛の血を飲む儀式。
牛の動脈から直接ひょうたんの器に注がれた血を飲むのです。
牛血はすぐに固まってしまうため、
バトルに参加する戦士は一気に沢山の量を飲まなければなりません。
一気飲みができる戦士は多くなく、
結局はほとんどの戦士が吐いてしまうそうです。
引用:http://www.dailymail.co.uk/femail/article-2629461/Amazing-images-inside-Ethiopian-rite-involves-guzzling-fresh-cow-blood-fighting-sticks-sharp-knives.html
牛血一気飲みの儀式が終わると
スルマ族の男性は川で身体を洗い女性たちの注目を集められるよう
男らしさと美しさを強調するボディペイントで身体を覆います。
儀式の次は大乱闘。
彼らは肉を削ぎとられるような鋭い痛みに絶えながら、
鮮血を流しても戦い続けるのです。
そして勝者は全員から祝福され、
英雄として圧倒的な権限を持つことができるのです。
激しい大乱闘を繰り広げた末に勝利を収めた男性が
見守っていた少女たちの方に向かって棒を指し示します。
勝者に選ばれた女性が身につけているネックレスを棒に差し出せばOKの合図です。
女性側は断ることも可能ですが、選ばれることが名誉に値します。
ここから2人のお付き合いがスタート。
ここで結ばれたからといって必ずしも結婚する必要はありません。
スルマ族では女性は結婚前ならどの男性と関係を持っても大丈夫ですが、結婚後は禁止されます。
スルマ族独特の文化や儀式ではありますが、
タイプの女性を落とすまでの彼らの試練を世界の人々は若干引き気味にとらえているようです。
ネットでの反応
・なんて恐ろしい人たちなんだろう
・牛もかわいそうだけど・・・
そんなに大量の血を一気飲みなんてすべきじゃないわ。・その社会で受け入れられている文化なんだし、
ここの政府は改善しようと努力している。
とにかく、これはスルマ族の文化なんだから、
そこんところは誤解しないようにしようよ。