インドの高層ホテルで窓の一部が曇りガラスになっている理由…
インドの現実が垣間見えると話題に…



仕事でインドのホテルに宿泊した人がある方角だけ窓が
「曇りガラス」になっていて外の景色が見えないことに気づきました。

なぜだろうと思い近づいて上から外を覗き見たところ……
理由は一目瞭然でした。

インドの高層ホテルで窓の一部が曇りガラスになっている理由

一見すると緑の多い郊外の風景。

ところが左側に視線を移すとガラスがくもって見えません。

いったいその向こうには何があるのでしょう。

近づいて、高い位置から見下ろすと……。

なんと、そこに見えるのはスラム街。

ホテル側はこの景観を客に見せたくなかったようです。
インドの現実が垣間見える結果となりました。

インドのスラム街の現状

インドは経済成長がめざましい新興国として世界的な注目を浴びる一方、
約12億5000万人の約24パーセントにあたる約3億人が
1日1.25ドル(約150円)以下で暮らしているという貧富の格差が激しい国。

そんなアジア最大のスラム街と化したムンバイ。
600万人がここで暮らしています。

ここに住む人々はゴミの中からリサイクルできるものを探し出しながら
一日4ドル(320円)しか手にできないそうです。

蟻塚の様に並んだ小さな小屋が立ち並ぶこのスラムには
学校、病院、倉庫、店、小規模工場等が何千も密集しています。

そして、このスラムの平均的な家の大きさが10平方メートルと言われ、
その狭い部屋の中に最大で15人が一緒に暮らし、
大きなインドの家族を見る事ができます。

しかし、トイレや下水は無く汚染された環境で生活を強いられているそうです。

スラムの住人を支援しているNPO代表のアンジャリ・ボルハデさんによると
この地域には約1000人が住みバングラデシュに近いインド東部の西ベンガル州から
よりよい暮らしを求めて首都圏に移り住んできた人たちが多いそうです。

ネットでの反応

・スラム街にしては割と整理されていてきれいに見える……。

・インド10億人に先進国社会の生活をさせるには資本が足りな過ぎるからな。

・きっとバカな客が「こんな景色は見たくない」と文句を言った結果だと思う。
ホテルはやむをえず、こうしたんじゃないかな……。

・自分はもっとひどいのを想像していた。

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