13年間ともに過ごした愛犬が他界…
悲しみの中、犬小屋を掃除するとあるはずのないものが…


13年間ともに過ごした愛犬が他界

ペットの存在は癒しを与えてくれますが、
残念ながら寿命は人より短いものですよね。

ペットの死に直面すると
もう「ペットは飼わない」と思う人も多いそうです。

また、ペットの死によって教えられることも‥。

由美子さん(仮名)の場合、
地元の三重県の大学に進学して、就職のため東京に上京。

上京当時は友人も少なく、
ホームシックで毎日実家に電話をしていたそうです。

家族の中でもずっと考えていたのは
子供の頃からずっと一緒だたチロルのこと。

チロルは由美子さんが小さい頃にペットショップでわがままを言って、
飼ってもらった犬なのだそうです。

ずっとそばにいてくれて由美子さんが悲しい時や辛い時は
ペロペロと舐めてくれたり、そばでゴロンと寄り添ってくれたり。

淋しくて実家に電話をした時は、
電話口にいつもチロルを出してもらっていたそうです。

母親の話によると由美子さんが上京して
心なしか元気が無くなってしまったのだとか。

由美子さんが電話でチロルに話しかけると、
元気がないはずなのに目一杯尻尾を振っていたそうです。

チロルは家の中では全く動かなくなってしまったために、
由美子さんの母親らは外の庭にチロル専用のスペースと冷暖房完備の犬小屋を設置。

家の中と外の空間を自由に行き来できるように改造したそうです。

上京してしばらくすると友人も増えて、
実家に電話する機会も減ってしまったそうです。

そして、上京して約1年ほど経ったある日、
実家から電話がありました。

それは愛犬チロルの死を知らせるものでした。

犬小屋を掃除するとあるはずのないものが…

由美子さんは東京での生活に慣れ始めると
全く実家にも電話をしなくなって、
それから明らかにチロルの元気がなくなっていったそうです。

母親が誰かと電話しているとその姿をジッと見つめて
由美子さんかと期待している表情を浮かべていたのだとか。

由美子さんは何度も何度も心の中で謝ったそうです。

連絡を受けた由美子さんは翌日に実家に帰省して、
愛犬の亡骸を抱きしめて泣き続けたそうです。

そして、チロルのお墓を作って犬小屋を整理しようとした時、
そこにはあるはずのないものが‥。

チロルの座布団の下には由美子さんの部屋にあった由美子さんの写真7枚とアクセサリーが。

家の中と外を自由に行き来できるようになっていたので
由美子さんの部屋からこっそり持ち出したのでしょう。

それを見た瞬間、由美子さんは声を出して泣き崩れたそうです。

チロルはずっと由美子さんのことを考えていて、
そして誰よりも応援してくれていたのでしょう。

大事なものや大事な人は失って初めて存在の大きさを実感するもの。
隣にいる人、離れていても愛する人を今一番愛してあげて下さい。

ネットでの反応

・犬は自分のことよりまず飼い主のことを考えるもんね

・思わず号泣した

・ペットを飼ってる人は、より気持ちがわかるよね

・自分のペットももっと大事にしようと思った