医師が明かす
「痴漢・性犯罪者」に見られる精神的な共通点…
現在特に社会問題となっている、痴漢などの性犯罪被害。
少しずつ減少傾向にはあるそうですが、
被害にあった人はトラウマを抱えて苦しんでいます。
6年間、痴漢被害に遭っていた女性
あなたは12歳の頃、どのように過ごしていましたか?
現在フランスに住んでいる佐々木くみさんは12歳の頃から高校を卒業するまでの6年間、
「痴漢被害に遭い続けていた」そうです。
そして大人になった佐々木さんはこのトラウマ的な体験を小説化して発売したのです。
“Le #tchikan se sent chanceux d’avoir pu toucher la main d’une femme. Et c’est le début, pour certains, de toute une série d’agressions. Ils s’attaquent surtout aux plus jeunes, plus fragiles, plus vulnérables”. #NeRienLaisserPasser https://t.co/ffs89Ju8yW pic.twitter.com/nsfzfkIuy3
— Jean François Porchez (@jfporchez) November 25, 2017
引用:https://twitter.com/jfporchez/status/934408208462110722
佐々木さんが書いた小説「TCHIKAN」では主人公が毎日痴漢被害に遭遇して、
何度も自傷行為をしたり自殺を試みるシーンも描かれています。
2014年に警視庁が発表した痴漢検挙数は3439件。
これは実際に被害届があった分だけで
泣き寝入りすることになってしまった女性を考えると
10分の1程度の数ぐらいです。
そして、被害者の約20%がまだ10代の子たちなのです。
佐々木さんは、
「痴漢行為は日本で考えられているほど軽いものではない。
その行為によって被害者がどれだけの深い傷を心に負うのか、
この本を通して伝えたい。」
と語っていました。
痴漢の加害者
性犯罪の加害者を治療している
「性障害専門医療センターSOMEC」によると
加害者は「誤った認識」を持っているようです。
加害者には「心理的な共通点」があるようです。
1.女性は喜ぶ
自分が痴漢をすることで「女性は喜ぶ」と思っているそうです。
この認識は本当にとんでもない考え方です。
痴漢にあった話をすると「お尻くらい」という人もいますが、
実際に触られた本人の嫌悪感は半端なく、吐き気を催すほどなんです。
2.犯罪ではない
また、「相手に気づかれなければ、犯罪ではない」と考えるそうです。
盗撮などは「肉体を傷つけていない」と特にこの感覚が強いようです。
3.大したことない
そして、「もっと大きな罪を犯している人はたくさんいるから、
自分のやってることは大したことではない」という考え方。
罪の意識が軽いものに感じるのでしょうね。
4.嫌がる・嫌がらない
「嫌がられたらやめればいい。嫌がらない人には、してもいい」
という考え方。
全て自分本位の歪んだ考え方です。
加害者は同世代の女性に対して怖いというような感情を持つことがあるため、
そのような感情を感じない自分よりも若い女性をターゲットにする傾向があるそうです。
治療カウンセリングを受けている性犯罪の加害者だった男性は
「悪いことだとわかっている上に満足感も得られないのに続けてしまう。
いっそ病名があるなら診断されたいと思った。」
と語る人も。
被害者を救済する場所だけでなく、
加害者として罪を犯している人が相談できるような場所も必要なのかもしれません。
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