1957年に埋められた新車…
50年後の姿に衝撃が走る…


埋められた車

車は決して安い買い物ではないはずなので
普通は大事にしますよね。

それなのに長い間ほったらかしにされた車があります。
その間なんと50年…

しかも、土の中で・・・
一体誰がなぜ埋めたのでしょうか。

子供の頃、公園や庭を掘って
宝探しごっこなんかをしませんでしたか?

1970年代末、
2人の子供が庭である物を掘り返したのです。

土の中に埋められた車の謎

1978年、ロサンゼルス郊外の新居に
ごく普通の家族が引っ越してきました。

ある日、2人の子供が中庭で穴を掘って遊んでいると
地中に何か固いものを発見します。

これが後に世界に知れ渡る衝撃な事件の始まりとなります。

土の中から出てきたのはフェラーリ。

新車同然の1974年製の
フェラーリ・ディーノ246GTSが見つかったのです。

庭を調べたところ、車が見つかった場所は
元々プールだったことがわかりました。
しかし、なぜプールだった場所に高級車が埋まっていたのでしょうか。

警察の捜査でフェラーリはレストランで盗まれた盗難車だと判明。

車は持ち主に返されるかと思いきや、
盗まれた当時、被害者には保険金が支払われていたため、
返却の義務はなく競売にかけられることに・・・

最高入札者はブラッドさん。

その入札額は約9000ドル、およそ100万円です。

少々いわくつきとはいえ
本来の価格よりもかなり安く買えましたが、
物語はこれで終わらず、数年後、
さらに驚きの展開が待っていました。

数年後、発覚した事実

このフェラーリは盗難事件とのことですが、
犯人はわかっていませんでした。

記者たちがこの謎に飛びつき調査したところ、
警察が当初推測していたものとは異なる事実が隠されていました。

実は盗難された当時、フェラーリの元々の所有者夫婦は
金銭面に余裕がありませんでした。

なんと夫婦は車が盗まれたフリをして
地中に隠して、保険金を受け取っていたのです。

かくして真相が明るみになりましたが、
元所有者の夫妻がどうなったのかはわかっていません。

50年間埋められていた新車

1957年アメリカ、オクラホマ州のタルサ。

オクラホマ州が合衆国に加入したのが
1907年であり、ちょうど50周年を迎えたこの年。

タルサでは100周年記念に向けてあるタイムカプセルを作りました。

その中に入れたのがプリムス・ベルヴェデアの新車です。
特別にミス・ベルヴェデアという愛称まで付けられました。

ミス・ベルヴェデアは100周年記念の目玉商品です。

50年後の2007年のタルサの人口を当てた人に
その車をプレゼントするという物で
爆弾の衝撃にも耐えうる堅牢な地下室へ埋められました。

2007年のタルサの人口を予想するクイズには
812名が参加しています。

次にミス・ベルヴェデアに会えるのは
50年後の100周年記念式典。

車はどうなったのでしょうか。
誰がクイズに正解したのでしょうか。

50年後、車を取り出してみると・・・

そして、50年の月日が経った2007年、
ついにミス・ベルヴェデアをタイムカプセルから開ける日がやってきました。

取り出してみると車はボロボロに朽ち果てていたのです。

なんとか原型を留めていましたが、サビが酷く、
とてもじゃないですが乗れる状態ではありません。
車を埋めた地下室に水が染み込んで腐食してしまったようです。

また、50年後(2007年)のタルサの人口を当てて当選したのは
実際の人口384,743人に対して、
382,457人という回答をしたレイモンドさん。

残念ながらレイモンドさんは永眠しており、
甥にあたる親戚が所有権を受け継ぎました。

「ミス・ベルヴェデアを走らせたい」

という思いから、修復作業が進みます。
しかし、残念ながら腐敗が酷く、修復は出来ませんでした。

せっかく当選したのに残念なことになってしまいましたが、
当のミス・ベルヴェデアは
2015年、イリノイ州の自動車博物館に展示されることになりました。

ネットでの反応

・ミスベルヴェデア…
錆びは残念だけど
遊び心を忘れない感じが素敵!
掘り出す時さぞ盛り上がったんでしょうね

・庭で2人で穴掘り?しかも硬いもの?なんだこれは事件だ

・変わったタイムカプセルがあるんですね!
日本にも忘れ去られたタイムカプセルがいっぱいあると思いますよ。

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