ミサイル発射や核実験などで日々世界から孤立していく北朝鮮。
しかし、北朝鮮のリ・ヨンホ外相は水爆実験の可能性に触れています。
実際に北朝鮮が水爆を保有しているかは定かではありませんが、
もし本当に実験が行われたら…
今回は北朝鮮が水爆実験を強行した時の予想シミュレーションを紹介します。
トランプ大統領の「(北朝鮮を場合によっては)完全に破壊する」との国連演説を受けて、
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が直々に
史上最高の強硬対抗措置を検討するとの異例の声明で応戦してきました。
そして、北朝鮮のリ・ヨンホ外相は水爆実験の可能性に触れています。
核実験全面禁止条約機関(CTBTO)のラッシーナ・ゼルボ事務局長が
「水爆が行われた際の放射線物質の2週間の拡散状況」を
予想したシミュレーションをTwitterに投稿しました。
北朝鮮が水爆実験を強行した場合の予想シミュレーション
In response to inquiries: Rough simulation (Sept15-29) of #radio-isotope cloud from hypothetical atmospheric burst over Pacific: #CTBT #IMS pic.twitter.com/361ZBkoUy7
— Lassina Zerbo (@SinaZerbo) September 28, 2017
引用:https://twitter.com/SinaZerbo/status/913337849017176065
シミュレーションではゆっくりと広がっていき、
10日後には日本に到着し、さらに日本を飲み込むように広がっていきます。
放射線物質で汚染されれば、多くの健康被害、
さらに出生異常なども報告されるようになるでしょう。
日本人はどことなく平和ボケしているように思いますが、
隣国の脅威が迫っていることを忘れてはならないでしょう。
いつその時がくるか、誰も予想はできません…。
北朝鮮は水素爆弾をミサイルに積む技術があるのか?
もし太平洋上で水爆実験を行うとした場合、
一般の船舶や潜水艦を使って実験をする方法もありますが、
アメリカに拿捕される可能性が極めて高いため、
やはりミサイルを使っての実験になる可能性が高いです。
そのため、ミサイルに水爆を積む技術が
あるのかどうかが焦点になってきます。
言い換えれば水爆を「小型化」させる技術があるかどうかということです。
そこで注目したいのが北朝鮮が
9月3日に行った水爆実験に伴って公開した上の写真です。
この写真について韓国の専門家は次のように述べています。
「前が核融合させる部分、そして後ろが起爆装置。
この形はまさしく水素爆弾といえます。
旧ソ連が開発した水爆の形状に非常によく似ています。
重要なのは、爆発力がパキスタンの核を超えていたということです。写真が本物ならICBMに搭載できる大きさで
そうなると北朝鮮は『核保有国』と見なければなりません。」
この見立てが正しいとすれば、残念ながら、
北朝鮮は水爆をミサイル(ICBM)に搭載する技術を持っていることになります。
北朝鮮が実験を強行してしまい、
それによってアメリカ側に何らかの被害が及んだ場合は
米朝戦争に突入ということも十分考えられます。
これから事態がどのような展開を迎えるのか、
この後も推移をしっかりと見守っていきたいと思います。
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