ソニーが「NHKが映らないテレビ」を発売…
NHKに受信契約不要か問い合わせた結果…
ソニーが「NHKが映らないテレビ」を発売
ソニーが販売しているテレビブランド・BRAVIA(ブラビア)。
このBRAVIAが「NHKが映らないテレビ」を
発売することになり話題になっています。
話題となっているBZ35F/BZシリーズがなぜ
「NHKが映らないテレビ」と言われるかというと
テレビブランドのブBRAVIAでありながら、
テレビチューナーを搭載してない業務用モニタディスプレイだからです。
NHKだけが映らないのではなく、民放の放送も含め、
地上波・BS・CS全ての電波を使った放送が映りません。
オフィスの会議室や学校の教室でのプレゼンテーションツールとしての使用や
商業施設や宿泊施設でのデジタルサイネージでの使用を想定しているそうです。
しかしただのモニタと違うのは本体にCPU/GPUと動画デコーダが内蔵されていて、
OSにはAndroid TVが採用されているのです。
つまり、大画面のスマホ・タブレットのような存在で
ネットに繋げばモニタ単体でYoutube動画や
AbemaTVなどの動画の視聴もできるとか。
民放の見逃し配信サービス「TVer(ティーバー)」も
アプリを入れれば観れるため、
NHKが映らないテレビとの言われ方をされることになったのです。
NHKに受信契約が必要か問い合わせてみたら…。
そこでこのBRAVIA BZ35F/BZシリーズで
NHKの受信料を支払う必要があるのかどうか、
NHKに問い合わせてみると…。
──NHKが映らないテレビが発売されるそうですが、
受信料を支払う必要はありませんか?
「そもそも我々としては “NHKが映らないテレビ” の
存在自体を初めて聞いたのでお答えのしようがございません」
──そうですか。
今年春に行われたソニーの株主総会で話題になっていた商品で
2018年7月末から販売になるようです。
厳密にはテレビではなくモニターでチューナーは搭載されていないようです。
「左様でございますか。商品の詳細について存じ上げていないので、その商品についてはお答えができません」
やはり安易に「受信料を支払う必要がありません」と答えたくはないような雰囲気・・・
そこで一般論として「モニタでテレビを観ていた場合」
受信料を支払う必要があるのか聞いてみた!
──なるほど。
では一般論としてモニターでテレビを見ていた場合、受信料はかかりますか?
「基本的にNHKは放送、インターネットは通信です。
例えば一般的なテレビやワンセグ機能付き携帯は
“チューナーとアンテナ” を受信設備として見なすため受信料が発生します。
そのどちらかが無いモニターは受信設備として見なしません」
チューナーがないモニタなら
「受信料を支払う必要はない」になるはずなのですが・・・
──では今回の商品はチューナーが無いので
受信料が発生しないということでよろしいでしょうか?
「個々の商品についてNHKとしての見解を述べることは出来ません。
申し訳ありませんが、個人的な見解もNHKとしての見解も控えさせていただきます」
やはり明確な答えは避けてしまいました!
NHKは「ワンセグが受信できるスマホ」を持っていれば
受信契約が必要との見解を以前から表明しています。
さらにNHKはテレビ番組を放送と同時のインターネット配信を予定していて
テレビを持たずネットに繋がる機器だけを持っていても
受信料負担を求める可能性が指摘されています。
現在の法律ではチューナーを持たないモニタで受信契約は必要ありませんが、
将来の法律改正でインターネットに繋がって
動画が視聴できるモニタには受信契約が必要になるかもしれないのです。
それを見越して具体的には答えたくなかったのかもしれません…。
ネットでの反応
・回答控えさせていただく連発って佐川かよ
・普通のテレビでNHKが映らないものを作ってくれよ!
・PC向けのディスプレイとFireTVと同じだよな
・民放映らないだからただのモニタだろ