宇宙に打ち上げた小型カメラの2年後…
映っていたのは感動的な映像だった…
人類にとってまだまだ道の世界である宇宙。
まだまだ未知の部分はたくさんあるようです。
ブラックホールや小惑星が飛び交う、ただただ広くて無重力、
漫画やアニメでよく見るようなざっくりなイメージしか浮かびませんが
今回、宇宙を撮影した小型カメラの映像が話題となっています。
宇宙に打ち上げた小型カメラ
スタンフォード大学の学生たちが
小型カメラや通信機器を取り付けた観測気球を飛ばしました。
しかし、打ち上げてから
1時間27分後の高度30kmに到達した時点で気球が破裂します。
カメラは落下し、
通信が届かない場所に落ちてしまいました。
カメラが行方不明になってしまって
彼らはこの貴重な映像を見ることができず
悔しい思いをしたことでしょう。
しかし、この気球に装着されたカメラが2年後に偶然発見されたのです。
場所は砂漠のど真ん中でした。
偶然通り掛かった女性がカメラを発見し
しかも、その女性が落下した通信機器の通信会社に勤めていたため、
持ち主を特定することができたのです。
そして、持ち主の元に戻ってきたカメラには
貴重な映像が残されていました。
2年後の奇跡
これが宇宙に打ち上げられたカメラ。
いろいろと計算し、
落下する場所もある程度想定していたといいます。
打ち上げ時の様子。
気球はぐんぐんと高度を上げていきます。
成層圏から見えるのはグランドキャニオン。
美しく雄大な光景です。
しかし、高度30kmに到達した時点で気球が破裂。
これが見つかったカメラと通信機器。
GPSで落下場所がわかるようになっていたとのことですが
落下した地点までの距離が想定よりも離れていたため
女性が偶然見つけるまでは発見できずにいました。
諦めていたところに奇跡的に届いたカメラ。
そこに映っていた成層圏からの鮮明な地球の姿。
映像自体もそうですが
見つかるまでのバックストーリーも考えると
なんともいえない感動があります。
カメラに映っていた貴重映像
彼らの実験の様子や打ち上げた後のハプニングの様子まで
一部始終の映像を見ることができた分、
宇宙から地球が見えたときの感動が倍増ですよね。
宇宙に関してはまだまだ知らないことがたくさんありそうですが、
いま暮らしている地球の美しさに改めて惚れ惚れしました。