タガメがマムシを襲う瞬間…
タガメ強すぎだろ…
タガメがマムシを襲う瞬間
以前からタガメが蛇を食べることは報告されていたが、
マムシ相手の例は知られていませんでした。
そんなタガメがマムシを獲物にするという驚きの生態が近年明らかになっています。
しかし、実際に襲う様子は研究者も見たことがなく
タガメよりはるかに大きく、
猛毒を持つマムシをどのようにしとめるのかは撮影を行うまで謎でした。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=IZHP_DlcR_I
タガメの生態
タガメは脚でマムシを抱え込み、胴体に針のような口を刺しこんでいた。
マムシは身もだえしながら苦しんでいたという。
タガメは魚などの体内に消化液を入れ、溶けた肉を吸います。
実はタガメは肉食性で魚やカエル、他の水生昆虫などを捕食します。
もっとも獰猛な水棲昆虫としてよく知られています。
時には人間の命をも脅かす猛毒を持つマムシの捕食例も報告され、
戦うステージによっては最強昆虫の称号を与えられて然るべき昆虫です。
そんなタガメは鎌状の前脚で捕獲し、針状の口吻を突き刺して消化液を送り込み、
消化液で溶けた液状の肉を吸う
(体外消化によって肉を食べているのであり、
血を吸っているわけではありません。
タガメに食べられた生物は骨と皮膚のみが残る)。
また、自分より大きな獲物を捕らえることが多い。
その獰猛さから「水中のギャング」とも呼ばれ、かつて個体数が多かった時には
養魚池のキンギョやメダカ等を食い荒らす害虫指定もされていた。
タガメの生息域
自然界のタガメは水深の浅い流れの緩やかな清流や
沼地での棲息に適応していますが、
その生態が人間が人工的に作り出した田んぼや用水路などと非常に相性が良い為、
かつては田園地帯では普通に見られた昆虫でした。
ところが農作物への農薬の使用や環境汚染などが原因で
現在ではその生息数を急激に減らしています。
人間の生活圏ではほとんど見ることが出来なくなったタガメですが、
まだまだ水の綺麗な池や清流などでは充分に採集が可能なようです。
ただし、タガメは強力な鎌状の前足とぶっとい口器をもっていますので、
くれぐれも咬まれないように注意が必要です。
この消化液を流し込むタイプの昆虫に咬まれた場合、
最悪組織が壊死する可能性があります。
慣れていないのであれば素手で掴まない方が賢明ですね。
タガメのメスは最悪の肉食女子だった
タガメのメスは卵の世話をしないばかりか、
自分以外のメスが産んだ卵を保護しているオスを蹴散らして、
卵塊を破壊してしまう事があります。
卵を保護している間のオスは繁殖行動が出来ないので
自分の子孫を残す為の本能としてインプットされた行動なのですが、
これはオスライオンが群れのリーダーを追い出した時に
その群れの子供達を皆殺しにしてしまう習性と良く似ています。
肉食化が進む日本の女性達ですが、
世の男性諸君もタガメ女には注意した方が良さそうです。