災害時でのガムテープの使い方…
警視庁が呼びかけた方法がナイスアイデアだと話題に…
ガムテープは防災グッズリストによく書いてありますよね。
色々な使い方ができとても便利なのですが、
その使い方を知っていないと勿体ないですよね!
今回は警視庁が呼びかける災害時に必須のガムテープの使い方を紹介します。
ガムテープの種類と特徴
ガムテープと言うと
どこのお店にも置いてある茶色いテープのイメージが強いですよね。
しかし実は結構種類があるんです。
大きいホームセンターなどに行くと分かりますが、
ズラッとガムテープが並んでいます。
その中でも地震などの災害時に活用できそうなガムテープは以下となります。
防災グッズとしては個人的には布テープがおすすめです!!
■紙(クラフト)製
ガムテープの定番。手で切ることができる。
粘着力が弱く剥がしやすい。重ね貼りができない。
字が書けない(書けるタイプもある)。
■布テープ
手で真っ直ぐに切ることができる。
重ね貼りできる。粘着力が強いので剥がしにくい。重い物向け。
■ビニール製
手で切りにくい(最近は切りやすく作られているタイプもある)。
テープカッターと一緒にしておくのがおすすめ。
粘着力がある。比較的水に強い。透明なので文字の上などでも邪魔にならない。
■カラーテープ
上記のテープの色がついている物。
目立つので目印や色分けが必要な時に活躍する。
危険な場所を一目で分かるようにする。
他にも、強力多用途補修テープもありますが、
避難用に持って行くタイプではないかな?と個人的には思います。
ちなみに自分で使ってみると
強力すぎて失敗した時に非常に剥がしにくく
ベタベタになり使いこなせませんでした…。
もちろん、補修など得意な方にとってはとても使いやすいものだと思います!
持ち出すより、お家に備えておくのも良いでしょう。
災害時に必須のガムテープの使い方
ちょっとした使い方ですが、
頭の片隅に置いておけば役立つときが来るかもしれません。
避難リュックには最低でも1本、
できれば布と紙で各1本あれば色々な事に対応できると思います。
■災害時に必須のガムテープの使い方
1.骨折時の添え木の固定や、三角巾の代わりに活用する方法
2.油性ペンで文字を書くことで、丈夫なメモとして利用できる
骨折時の添え木の固定や三角巾の代わりに活用する方法
応急処置として止血にも使えます。
災害時には瓦礫や埃、不衛生な状態になる場合があるので、
傷口を守る事を非常に大切です。
また、テープに病状を書き留めておくことも有効です。
誰がどんな症状なのかが一目見てすぐわかる事も大事ですし、
素早くわかることでより多くの方が助かればと思います。
油性ペンで文字を書くことで丈夫なメモとして利用できる
布テープはその上に直接文字が書けるのでメモ帳代わりにもなるし、
名前が書きにくいリュックなどに活用できます。
名前を書いたテープを、ショルダー部分などに巻き付け、
粘着部分をあわせてペタッと貼りましょう!
また、紙(クラフト)テープの場合は、
直接文字が書けないためメモ用紙も一緒に用意しておけば、
メモをしっかりとガムテープで留めておくことができます。
工夫一つで様々なことに使えるガムテープは災害時の強い味方ですね。
そんな便利なガムテープですが、
かさばってしまい持ち歩きには向きません。
しかし、ガムテープがかさばらなくなる方法もあります。
ガムテープの保管方法
ガムテープをかさばらせることなく持ち歩く方法。
それはガムテープの芯を取り除き、折りたたむというものです。
災害時に工夫次第で役立つ布ガムテープ。添え木を患部に固定したり、連絡メモとして壁に貼ったり重宝しますが、かさばることが難点。そこで、芯の部分を柔らかくなるまで押し潰して取り除き、平らにして輪ゴムで束ねると、非常用持出袋の隙間でも入れることができます。追加をお薦めします。 pic.twitter.com/g6rzbc5909
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) July 18, 2017
引用:https://twitter.com/MPD_bousai/status/887105812828610560
まずはガムテープを上から体重をかけて潰します。
1回だけでは芯が取れないので、
何度か潰して芯とテープの間に隙間を作ります。
芯とテープの間に出来た隙間に指を入れ、隙間をさらに広げて芯を取り除きます。
最後に折りたたみ、ガムテープを輪ゴムで留めれば完成です。
ガムテープをコンパクトにするのに時間はそれほどかかりませんが、
ガムテープを潰すのはかなり力がいります。
芯とガムテープの間に隙間を作る際は、
力のある人にお願いすると簡単に持ち運び用のガムテープが作れるでしょう。
いつ起こるかわからない災害に備えて、
通勤カバンの中にガムテープを忍ばせておいてはいかがでしょうか。