洗濯後に黒い衣類についている白い粉の正体…
正しい取り方と予防法を紹介…


洗濯後に黒い衣類についている白い粉

黒いTシャツやズボンを洗濯した時、白い粉汚れが気になったことはありませんか?
せっかく綺麗に洗濯したのに汚れがついてしまうなんて悲しいですよね…。

粉洗剤の溶け残りかと思いきや、液体洗剤を使って洗濯をしているのにもかかわらず、
白い粉がついた洗濯物があることもありますが、実はこれ「石鹸カス」だといいます。

そこで今回は、洗濯物に付いた石鹸カスの取り方と、石鹸カスがつかなくなるコツをご紹介したいと思います。

石鹸カスの取り方と予防するコツ

白い粉の正体は、石鹸カスが溶け残った洗剤と水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムが結合してできたものです。

そんな石鹸カスを取るのに便利なのが洋服ブラシ。

洋服の上から下に向かって優しくブラッシングすると
石鹸カスだけではなく、服に付着してしまった花粉やほこりも落とすことができます。
また、石鹸カスが残っている部分のみを水に濡らしながら手で揉み洗いする方法や、服の広範囲に白い広がりがある場合は、洗い直すようにした方が良いかもしれません。

ではここからは、洗濯物に石鹸カスがつかなくなるコツをご紹介していきたいと思います。

1.残り湯を使わない

節水のために、お風呂の残りを使って洗濯する方も多いと思います。
しかし、お風呂の残り湯を使って洗濯すると
洗剤が残り湯の汚れと反応し、石鹸カスとして残りやすくなります。
しかし、粉末洗剤も液体洗剤の場合も冷たい水だと洗剤か溶け残りやすくなるので、
あらかじめお湯でよく溶かして洗濯機に入れることで予防できます。

2.柔軟剤に気をつける

柔軟剤と洗剤の相性が悪いと、洗剤残りが起こりやすくなります。
また、柔軟剤の入れ過ぎも洗剤残りが起こる原因になるので、
一度白い石鹸カスが残った組み合わせではなるべく使わないようにしましょう。

3.適切な洗剤の量を入れる

いくら汚れがひどいからといって水の量に対してたくさんの洗剤を入れてしまうと、
洗剤が溶けきれずに残ってしまいます。
洗剤の量を多く入れても汚れ落ちは変わらないので、適切な量を使いましょう。

また、すすぎが不十分だと洗剤残りが起こりやすくなってしまうので、
洗濯物が多い場合などはすすぎの回数を増やすのも良いでしょう。

石鹸カスは黒カビの原因にも

水に溶けないこの石鹸カスが洗濯物に付いたり、
全自動洗濯機の洗濯槽の間に残っていると、黒カビが発生する原因にもなります。

そのため、洗濯物がいくら多いからといって無理に詰めすぎないようにしましょう。
洗濯機のメーカー表示の80%を目安にしてください。

今まで何が原因で白くなるのかわからなかった方はぜひ参考にしてみてください。

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