妻と浮気相手の男を投げ落とした落とし穴…
3年後にその場所を訪れると…


出会いは遠い昔

携帯電話もWindowsもプレステも無かった遠い遠い昔。
本社勤務だった俺は突然営業所開設と新規市場開拓を命じられて
某地方都市へ転勤しました。

それから毎日が激務の連続だったけど何とか営業所を立ち上げて
顧客も獲得し売り上げもそれなりに順調に伸びて利益が出るようになった頃、
仕事関連で地元の若い女の子と知り合い
一年程度の付き合いを経て結婚しました。

結婚して3年程経ったある日の朝、
男性はいつも通り出勤すると事務机の上に無地の封筒に
自分宛の手紙があるのに気付き早速開封すると
そこには驚愕の内容が書かれていました。

「あなたの奥さんは日中あなたがいない時間、
自宅に若い男をしょっちゅう連れ込んでいますよ」

そこには時間帯や男の容貌等が詳細に書かれていたそうですが、
この男性は自宅でのちょっとした異変などから思い当たる点もあったと言います。

あの手紙には時間等も書かれていたことから
この事実を確かめるため、
妻にトラップを仕掛けることにしました。

ある日の帰宅後、妻に対して「来週2日間○○へ出張になったから」と伝え、
その後は異常を気取られぬように普通の顔で過ごしていたそうです。

そして、取り返しのつかない事件を起こしてしまったのでした。

妻と浮気相手の男を投げ落とした落とし穴

無名の人からの手紙を見た彼は
妻の行動に時々気がかりな点を感じていました。

(寝室の小物の置き場所が変わっていたり、
自分の整髪料とは微妙に違う香りが部屋に漂っていたり)

嘘の出張の当日、何食わぬ顔で出張かばんを手に家を出ました。

そして、家が遠くに見える場所に営業車を停め、家を見張る事数時間。

「本当かどうかわからないのに、時間を潰していること
簡単に一日で尻尾をつかめるかどうか?」

など、色々考えて自問自答の中、やはり男がやってきました。

若い男が自宅に入ったことを確認してから30分経っても出てくる様子もなく、
男性は室内へ突入します。

「怒りと言うか憤怒と言うかなんとも形容しがたい感情でした。
上着を脱ぎネクタイを外してから寝室入口のドアを蹴飛ばして中に入りました。
ベッドの上で妻と若い男が凍り付いていました、私は「お前ら何やってんだ!」

と大声で叫び二人のそばに突進。

妻は現場を押さえられたのにもかかわらず「違うの、違うの」とか言っていた
様子でしたが頭に血が上った俺には届きません。

柔道の有段者でもある彼はまず性器を萎れさせて
青い顔をしている若い男を掴まえて
そのまま持ち上げて階段の上から投げ飛ばします。

「2階に戻ってみると女房が服を着て逃げ出す用意?をしていました。

それまで私は女房に対して殴るどころか
声を荒げたことも無かったので
今回の事は驚愕している様子で顔色も真っ青でした。

理由を聞きだす前にまず
往復ビンタを数十回程度食らわせました。」

驚きおののく妻は、素直に白状し、

「貴方が仕事ばかりで構ってくれなくて寂しかった」

「あの男の子は地元の大学生、ちょっとしたきっかけで知り合った」

「付き合って関係を持ってから1年程度」

「こんなことをして悪かったです。あの男とはすぐに別れます」

「お願いだから離婚だけは勘弁してください」

そんな告白を聞いたのにもかかわらず、彼女を1階に突き落とし
結束バンドで二人の手足を縛りあげました。

「ごめんなさい。ごめんなさい。もうしませんから許してください」

「ただの遊びだったのよ。これからは心を入れ替えるから許して」

しかし、何としても許すことは出来ず、
タオルで二人に猿轡をし、黙らせました。

深夜のドライブ

妻と男をしっかり痛めつけた後の静寂の中、
夜も更けた頃になって二人を車のトランクに押し込み、
深夜のドライブに出発しました。

家から20分ほど走ると、山岳観光道路があり、暫く山道を走ると
巨大鉱山の廃墟が奥地の山すそに広がっていました。

彼は廃墟マニアでもあったので、隅々まで把握していたので、
精錬場らしき建物の中まで車を侵入させ、
深さ3m程度の円筒形の穴の前で車を停め、二人をトランクから下ろしました。

そして妻に

「今まで俺みたいな仕事だけのつまらない男と
一緒に暮らしてくれてありがとう。
でも、君にとって私は相応しくなかったみたいだね。
これからはこの彼と幸せに暮らしてください」

と、最後の別れを告げました。

そして、その3mの穴の中に、二人を蹴り落としました。
二人の靴、バッグそして結束バンドを切るためのカッターナイフなどと共に。

彼ら二人を穴に落とした後、
長い夜道を延々と走り、家に着きました。

帰宅後は泥のように眠り込み、休暇をとっていたこともあって、
その後の2日間は、ひたすら眠り、
お酒を飲んではまた眠る日々でした。

充分な睡眠をとったこともあり、
思っていたほどの精神的なダメージはなく、
会社に出社することもできました。

しかし、一時的に狂っていたのではないかと思われる精神状態が
回復してくるに従って自分がやってしまった事を
冷静に考えることが出来るようになってきました。

「妻とあの男は、きっと穴から出てくる。
出てきたら警察に通報するはずだ。
そうしたら俺の社会的地位も何もすべて終わりだな」

彼はそんなことを心の中でつぶやいていました。

3年後にその場所を訪れると…

しかし、不思議な事に何日経っても、何ヶ月経っても
何の連絡もありませんでした。

一時は逮捕される覚悟をしていたにもかかわらず、
未だに逮捕される事もなく、妻も若い男もこの世から消えてしまったかのように
彼の前には二度と現れることはありませんでした。

その後、妻の両親が妻がどこかにいなくなったことを知り
彼の家を訪れましたが化粧台から出てきた
手紙や写真の浮気の証拠を見せるとそのまま帰られました。

月日が流れ転勤辞令が出て男性は引っ越しました。
転勤が決まった際、どうして何も起きないのか不思議に思い一度だけ
巨大廃墟を再訪したそうです。

延々と山道を走っていきましたがなぜか細い道路が拡張されています。
ダンプも大量に走り回っています。

現地に着いたら、何もかも消えていました。

そこに立っていた看板を見ると高級リゾートホテルが建設される様子で、
その為に全てが消え去り整地作業が行われていたのでしょう。

そしてすべては、完全に消えてしまっていたのです。

「あの二人はどこにいってしまったのか?」

「あの若い男は誰だったのか?」

「なぜ妻らは訴えなかったのか?」

今となっては何一つわからず、未来永劫、
遠い時の彼方に消えてしまった本当に不思議な出来事なのでした。

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