クロネコヤマトの不在票に隠れた秘密…
優しい心遣いに賞賛の嵐…
クロネコヤマトの不在票に隠れた秘密
頼んだ荷物が配達された時に一度で受け取れれば最高ですが、
忙しい人はなかなかそうはいきません。
不在票ばかり溜まっているという方も多いのではないでしょうか・
そんな不在票ですが、
クロネコヤマトの荷物不在票は
名前の部分の脇に不思議な切れ込みがあります。
これにはある理由が隠されていました。
このデザインになったきっかけになったのはある女性の一言だったのです。
クロネコヤマトで働くスタッフに目の不自由な女性がいました。
その女性の友人にも目の不自由な方がいたそうです。
ある日、友人から言われた一言が女性の脳裏に焼きつきました。
「目が不自由でひとり暮らしなんて宅急便の人には分からないわよね」
そんな友人の言葉が彼女の耳にずっと残っていたそうです。
その一言がきっかけとなり
視覚障がいの方でもすぐにわかる不在票の開発が始まりました。
元々は「点字で専用の不在票を作る」という案が出ていましたが、
調べてみると目が不自由な人のうち点字を読めるのはわずか2割程度。
障がいを持つ人を特別視したくない・・・
そんな思いから生まれたのがこのギザギザの不在票。
そのギザギザはクロネコヤマトからの配達物というのがすぐに分かるよう、
猫の耳がデザインされているのです。
「だれもが使いやすいサービスに」との思いから付けられたそう。
この取り組みは1997年から始まっていて全国で実施されています。
一人の女性の発言がきっかけで作りだされたこのアイディアで
配達物を受け取る事ができないと困っていた人が減ったようです。
ペラっと何気なくポストに届いているヤマト運輸さんの不在票には
こんなドラマがあったんですね!
ネコの耳をモチーフにした理由
クロネコヤマトだからネコの耳というだけではないようです。
不在票といってもどの宅配業者から来たものか分からなければ、
何度も電話しなければいけなくなってしまいます…
ギザギザはもちろんクロネコヤマトだからΣ形のネコの耳。
このギザギザがあるだけでクロネコヤマトからの荷物だということがわかるので、
他の宅配会社に電話する手間が省けたという声もあったそうです。
ギザギザを入れるという単純なモノですが、
様々な状況の人に配慮した素晴らしい工夫だと言えます。
認知度が更に上がればより多くの人が助けられるかもしれませんね。
ネットでの反応
・視覚障害の方は…と思っていたら、
ヤマト運輸の「ネコの耳」キザミ♪ 考えた人、えらい!・言われてみれば、こうした工夫を他社はしていない。
視覚障害者からも顧客満足度1位なんだろうな。・周知努力無くして浸透なしだね。優しい。