火垂るの墓が放送されなくなった理由
再放送されない3つの理由が話題に…



火垂るの墓は日本の戦時中を舞台にした作品として
衝撃を受けた人も多いのではないだろうか。

視聴した人のほとんどが泣いたと言われる悲劇の作品でもある。
スタジオジブリではとなりのトトロと一緒に劇場公開されたことでも知られている。

そんな火垂るの墓には都市伝説が存在します。
今回は火垂るの墓が放送されなくなった理由を紹介します。

火垂るの墓とは

「火垂るの墓」は原作者である野坂昭如氏の実体験に基づいた物語。
実はその一部はノンフィクションでり、一部はフィクションだといいます。

アニメでは4~5歳に見える主人公の妹ですが、
実際には野坂氏の妹はまだ1歳4カ月で亡くなったそうです。

ただし、戦争のために幼い妹を死なせてしまったという野坂氏の後悔は深く、
それが晩年まで戦争反対を訴えたことに現れています。

なんと野坂氏は妹に食べさせるための食糧まで空腹に耐えられずに手をつけてしまったそうです。

そして、自分の手で抱いた妹の息が細くなっていったこと、
その亡骸を自ら埋葬したこと、そして妹の骨をあのドロップ缶の中に
入れて持っていたことは事実だといいます。

再放送されない3つの理由

理由1:商標権の問題

毎年、8月15日の終戦記念日が近づくと、
第二次大戦にまつわるドラマや映画が公開されます。

火垂るの墓も戦争による貧しさから幼い妹を餓死させてしまった兄の悔恨の物語。

何回見ても泣くアニメ映画だけに泣けるものを探している現代人には
テレビ放送を心待ちにされていそうなのですが、
テレビ放送はもうされないという説が出ています。

2011年以前に関しては
1989年、1991年、1993年とそれ以降は奇数の年に再放送されていた。

つまり、2年に1回は放送されていたことになります。
しかし、2013年には1回も放送がされていなかった。
20年以上も続く伝統が2015年には何も無かったのだ。

これにはいくつかの理由があります。
まずはサクマドロップの商標権の問題。

火垂るの墓に登場する代表的なものが、サクマドロップ。
この商品は元々は佐久間製菓と呼ばれる会社が製造して販売している商品である。

戦前から活躍していた会社であり、その当時は甘いものというものが貴重な存在だった。
その為、子供の間では大人気となっていた。

しかし、戦時中は砂糖が無くなってしまった関係で一旦は佐久間製菓は廃業に追い込まれた。
戦後、この佐久間製菓は三男と長男が別々で企業を立ち上げ、
商標権争いで裁判を起こすことになった。

その結果、佐久間製菓が「サクマ式ドロップス」という商標権を得ることができた。

一方では、「サクマ製菓株式会社」が「サクマドロップス」という名前を使うことが許されたようだ。
“式”なのかそうではないのかの違いでややこしいとの声も挙がっている。

理由2:政治がらみでテレビ放送見合わせ

「火垂るの墓」のテレビ放送は視聴率が低下したから打ち切りになったという説もありますが
その一方では政治的な問題が放送を阻んでいるともいう噂も流れています。

近年は左翼化してきた集団がマスコミやテレビ局に多く存在するようになったとされている。
それにより、明らかに「被害者」扱いしている火垂るの墓に関しては、
否定的な思想を持っているようです。

このアニメも被害者ぶる日本人をイメージさせるとして放送されないようになったのかもしれません。

幼い子供が見れば日本人は過去の戦争でひどい目に遭わされたと
被害者意識にとらわれる可能性が高いでしょうし。

理由3:視聴率の低下

20.9% 1989年 8月11日
10.7% 1990年 8月17日
14.5% 1993年 8月13日
19.1% 1997年 8月08日
18.8% 1999年 8月06日
21.5% 2001年 8月10日
15.1% 2003年 8月22日
13.2% 2005年 8月05日
7.7% 2007年 9月21日
9.4% 2009年 8月14日
9.5% 2013年11月22日
9.4% 2015年8月14日

ネットでの反応

・一回以上は見たくないわ
精神的にダメージ来る作品だし

・見ると冗談抜きに憂鬱になるから見ない

・マジで涙が出るから見ないわ
あんな胸糞悪い物は一回見れば十分

・ガキの頃ちらっと見て泣いた
今見たら鬱になる

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