ハーフのミス日本注目されにくい理由
ハーフへの偏見が酷すぎる……


ハーフのミス日本は注目されない?

ミスの敬称が示す通り
独身女性の美を競うイベントのミス・コンテスト

開催について賛否両論ありますが、
その是非をマスメディアではほとんど取り上げていません

■ミスユニバースジャパンの宮本エリアナさん

長崎県佐世保市の出身で日本人の母親とアフリカ系アメリカ人の父親を持つ。

ハーフとして初めて日本代表になった彼女は
「日本と世界から人種への偏見をなくしたい」と訴えている。

■ミス・ワールド日本代表の吉川プリアンカさん

インド人ハーフ。幼少期から海外へ行く機会が多くあり、
9歳の時にインドに一年間住んでいた。

海外メディアは競うように彼女のことを取材しているのですが、
日本ではハーフに対する日本社会の人種的な偏見があります。

さらに、

「ハーフをミス日本に選んでいいのかよ?」

「彼女が日本代表だなんて気分が悪いわ!」

などの中傷を浴びています。
外見でしか「日本人らしさ」を語れないと思っているところも、
日本人の底なしの浅はかさを見せつけられているようで悲しくなりますね。

ハーフへの偏見がある理由

日本に住む外国人の割合が極めて低い

移民は全人口の1%程度に過ぎませんし、そのほとんどが中国人と韓国人。
日本は他国とは海で隔てられた島国という地理的要因も大きいと言われています。

日本人とだけ交流をして一生を終わるという人が殆どなのではないでしょうか?

このような状況下ではハーフを日本人だと素直に認識する人は稀となります。

ステレオタイプ的なものの見方をする人が多い

ある言葉を聞くと固定化・単純化されたイメージしか思い浮かべないのです。

外国と異なり日本人は議論仕方を学校で学びませんし、
お上の言うことを素直に受け入れるように教育されます。

自発的隷従という情けない知的怠惰が蔓延しています。
ステレオタイプ的なものの見方しかしない人が多数派になるのは当然かもしれません。

上記の理由により、
ハーフの宮本エリアナさんや吉川プリアンカさんを
ミス日本として素直に受け入れて祝福することができないのかもしれません。

政府は英語教育に力を入れようとしていますが、
たとえ語学を堪能にしても、
それだけでは国際化への対応はできません。

日本人が持つ基本的な態度や考え方に対しても
問題意識を持ち続けることが必要です。

宮本エリアナさんと吉川プリアンカさんの訴え

宮本エリアナさんの意見

「There will be more and more international marriages and there will be more mixed kids in the future. So I believe we need to change the way of thinking for those kids, for their future.」
(国際結婚やハーフの子供は、これからどんどん増えるでしょう。その子たちの将来のためにも、我々日本人は考え方を変えなきゃいけないと思います。)

引用:http://www.bbc.com/news/world-asia-32957610

吉川プリアンカさんの意見

「私たちは日本人です。私の『純血』について聞かれるのですが、
父はインド人で、インド人の血が半分流れていることを誇りに思います。

だけどそれで、私が日本人でないということにはなりません」

引用:https://japantoday.com/category/national/half-indian-elephant-trainer-crowned-miss-japan

ネットでの反応

・相変わらず下らん偏見や批判を言う愚か者は後を絶たないようだ

・ハーフでない人たちがハーフについて語っているのを見ると
本当に笑うしかないですね

・個人的にはエリアナさんのことはとても応援しています。

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