宇宙で最も危険な5つの場所…
宇宙は桁違いに恐ろしいところだった…


宇宙で最も危険な5つの場所

不思議と謎に満ち溢れている空間、宇宙。

例えばそこには太陽より100万倍も重たい超巨大ブラックホールがあり、
時速480万kmという速度で暴れまわっているとも言われています。

そして、他にも危険な場所がたくさん存在しているのです。

今回はそんな宇宙で最も危険な5つの場所を紹介します。

1.金星

太陽系の2番目の惑星、金星。
地球の軌道のすぐ内側にあり、その最短距離はおよそ4000万kmです。

質量は地球の0.815倍と大きさや地質学的には地球に酷似している星となっています。

しかし、地表は強烈な毒ガスが吹き荒れ、
500度もの熱気に包まれており、気圧は地球の100倍にも達します。

ちなみに太陽系の第8惑星である海王星では
常に時速2400kmのジェット気流が吹き荒れているのです。

地球から比較的近いとはいえ、金星は安全とは程遠いようですね。

2.ペガスス座51番星

ペガスス座51番星は地球の150倍超えの大きさを誇る巨大なガス惑星です。

ほとんど水素とヘリウムからできており、
主星によって1000度を超える高温で熱されています。

主星とペガスス座51番星との距離は太陽〜地球間のおよそ100分の1と非常に近く、
その熱によって大気に非常に強い風が生まれています。

熱い空気が上昇すると代わりに秒速約800kmという速さで冷たい空気が吹きおりてくるのです。

このように猛烈な熱はこの惑星を構成する鉄を簡単に蒸発させます。

水蒸気でできる地球の雲と同じように鉄の蒸気が上昇し、
鉄でできた雲を形成するのです。

鉄でできた雲は溶解性鉄の雨を生み出し、
それがこの惑星に猛烈に降り注いでいます。

3.おおいぬ座VY星

現在までに確認できている星の中で最大のものはおおいぬ座VY星です。

赤色超巨星と呼ばれる種類の1つで直径は太陽の1420倍、
体積に至っては35億倍と推定されています。

1周の距離は80億km以上になるので
飛行機で1周しようとすると900年以上かかるのです。

ちなみにこのおおいぬ座VY星の寿命は残り少なく
間も無く最期が近づいていると推定されています。

この星は最期に超新星爆発という大爆発を起こして壮絶な死を遂げますが
地球からは5000光年も離れたところにあるため、
幸いその影響を受けることはないと考えられています。

しかし、爆発後、星の内部は中心に向かって圧縮され、
やがて巨大なブラックホールとなるそうです。

4.クエーサー

クエーサーは非常に遠方な宇宙に存在する激しく輝く天体です。

極めて大きなエネルギーを伴っており、その表面温度は最大で8000億度。

通常のブラックホールが吸い込むのとは逆に
クエーサーは膨大なエネルギーを放出しています。

そのエネルギーたるや通常の銀河の約100倍。
スケールが大きすぎてあまりピンときませんね。

2010年、NASAが打ち上げたスピッツァー宇宙望遠鏡によってクエーサーが観測されました。

その推定図がこちら。

まるで巨大な目ですね。

5.中性子星

中性子星は超新星爆発によってできる天体の1つ。
その名の通り、構成するほとんどのものが中性子で占められています。

もし、中性子星が直径20kmの球だとすると
その中には太陽の2倍の質量が閉じ込められているのです。

ぎゅうぎゅうに詰め込まれており、原子核を構成している粒子のため、
宇宙最大級の原子核と言えるでしょう。

しかもこの中性子星は高速で自転しており、
また強い磁場を持っています。

地球のように自転軸と磁軸がずれていると自転に伴い磁極から電子が放出され、
強いX線や可視光、電波を出すとも考えられているのです。

特に強力な磁力を持つ中性子星「マグネター」のエネルギーは非常に強力です。

その威力たるや16万km離れたところからでも
クレジットカードの磁気テープの内容を消し、
人間が1120km以内に入ると体が歪み、引きちぎられるほど。

もはや近寄ることができないくらい危険な星なのです。

ネットでの反応

・人類が把握できている3%の中のたったの5つの危険
残りの97%の宇宙空間にはこれより危険な場所がいくつもありそ。

・なんか夜空の星を見て不安になるのは俺だけ?宇宙が嫌いなわけじゃないけど

・規模がでかすぎてピンとこないw

・むしろ、人類にとって宇宙で危険じゃない場所の方が少ないんじゃないかなってツッコミは野暮かな?

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