AEDの使い方…
知っておくことで助かる命があります…
あなたは知っていますか?
AEDとは
最近よく目にするようになった自動体外式除細動器(AED)。
AEDとは突然心臓が正常に拍動できなくなった
心停止状態の心臓に対して電気ショックを行い、
心臓を正常なリズムに戻すための医療機器です。
突然心停止の最も一般的な原因である
心室細動(VF)・心室頻拍(VT) の際に使用されます。
心筋の不規則な震えである心室細動・心室頻拍がおこると
心臓から全身に血液を送ることができなくなり、
回復しなければ命を落とします。
心室細動・心室頻拍によって脳や臓器に
血液が届かなくなる時間が長いほど、リスクが高くなります。
したがって、突然心停止が発症したら、
直ちに心肺蘇生と除細動電気ショックを実施することが
非常に重要です。
あなたはこのAEDは何をするものなのか、
またどうやって使うのか知っていますか?
人の命を救える機器がそこにあるのに
使われないまま命を落とすという事故が多く起きているそうです。
2011年、さいたま市の小学校で駅伝の練習中に倒れた女の子が
そのまま帰らぬ人になるという事故が起きました。
女の子は倒れた後保健室に運ばれましたが、
そこにあったAEDを誰も使用せず、
教員達はただ声をかけるだけだったといいます。
救急車が到着したのは女の子が倒れてから11分後でした。
【AEDは迷わず使う】倒れて反応がない児童に、学校のAEDが使われないまま亡くなる事故が起きています。AEDは、電気ショックを与える治療器具であると同時に、電気ショックが必要か判断する「診断器具」でもあります。AEDは迷わず使用を! https://t.co/NlxLSmn9yE
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) September 18, 2018
引用:https://twitter.com/nhk_seikatsu/status/1042020706958102528
心停止後何もしないと救命率は
1分ごとに10%ずつ下がると言われています。
しかし、救急車到着前にAEDで
電気ショックが与えられれば救命率は約5倍に伸びるんだそう。
ですが、使ったこともないAEDを
いきなり使うのは少し躊躇しますよね?
そこで今回はそんなAEDの使い方を紹介します。
AEDの使い方
患者の状態がよくわからないまま
電気ショックを与えていいものか・・・
ですが、AEDには心電図の解析機能も備わっているのです。
電源を入れて電極を体に設置さえすれば、
あとは自動で電気ショックの必要性を判断し、
必要な場合のみ『ボタンを押して電気ショックを行ってください』
と指示をしてくれるそうです。
電気ショックが必要かどうかの判断も
AEDがしてくれるなんて知りませんでしたね。
ですが、実際の手順や使い方の注意点は知っておいた方がいいので
みなさんもこの機会にぜひAEDの使い方を覚えておいてみて下さいね。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=jaQm2gYx4XI
突然の事態でもAEDをためらうことなく使えるように
一人でも多くに人にAEDのことについて知っておいてほしいですね。
知っておくことで助かる命があるということを
ぜひ多くに人に知ってほしいと思います。