人前で息子をビンタしたお母さん…
それを見ていた見知らぬおばちゃんがお母さんに一言…


人前で息子をビンタしたお母さん…

ショッピングモールで赤ちゃんを抱っこして
5歳くらいの男の子を連れたお母さん。

男の子はぐずっててお母さんは鬼の形相。

ものすごい剣幕で男の子を叱り

「ほらっ!いくよっ!」

と腕を引っ張るも男の子ギャン泣きで動こうとしない。

それこそモール中に響きわたるすごい泣き声。

お母さん、キレていいかげんにしてよっ!って
思わず男の子のほっぺたを平手打ち。

それをみていた私も思わずビクッとした。

やだー、子供かわいそ~
虐待じゃないの?
通報する~?

ってヒソヒソと声がまわりからもあがり
私はお母さんどうするのかなー
ってみていたら(基本はほっとくので)
そこへ、ひとりのご年配のおばちゃまがやってきて

「まぁまぁ、お母さん、たいへんやね~」

って声をかけた。

見知らぬおばちゃんがお母さんに一言

てっきり子供になんてことするの!やめなさい!
って、止めるのかと思いきや
こんな言葉をお母さんにかけた。

「お母さんも本当にたいへんやね~。

赤ちゃん生まれてから
ちゃんと寝てないんでしょ?

そりゃイライラもするわねー。

(男の子に向かって)

ぼく?ぼくも頑張った頑張ったねー。

よく泣いたね、偉い偉い!

きっと赤ちゃん生まれてから
お兄ちゃんだから我慢しなさいって
ずっと頑張ったのよねー。

あー、偉い偉い!

お母さんもぼくも、ふたりとも偉い偉い!」

って、男の子とお母さんの頭を撫でてその場を去った。

お母さんは男の子をだきしめ
その子以上に泣きくずれた。

ショッピングモールの通路の真ん中で
お母さん、わんわん泣いてた…。

誰かがそっとお母さんにティッシュをさしだした。

私、何もできなかった。
その間、時間にしてほんの3、4分のこと。

私、何もできなかったなぁ。

お母さんに声をかけることも
男の子に声をかけることも
ティッシュを差し出すことも
そして、あのおばちゃま、すげ~な!って
軽く嫉妬した。(いや、かなり嫉妬した!)

私たちはその場だけをみて判断してしまう。
子供を殴るなんて酷い母親だ。

歳はもいかない幼い我が子を
人前で殴るなんて最低の母親だ。ってね。

虐待や幼い命が危険にあって
騒がれている昨今なのでなおのこと。

でも、母親のあなたなら
一度はこんな経験があるのではないでしょうか。

赤ちゃんが生まれて
ものすごくたいへんで
やっとのことで買い物にきて
フラフラになってるところに
上の子はやんちゃを言って困らせる。

一刻も早く帰りたいし
人前で騒がれてきまりも悪い。

思わずイラついて怒鳴ってしまう。

挙句の果てには
虐待とか酷い母親とかで責められる。

お母さん、泣きたかっただろうね。

子育て中のお母さんの記事を
過去にもいくつか書いてきたけどね。

こういう場面をみるたびに
何があっても暴力を振るうなんて
絶対許されることではない!
と言う方もいるが

子供と一緒に声をあげて泣いてる
お母さんをみたら
いかに子育てがたいへんか
少しはわかってあげられるのかもしれないな。

このお母さんは
人前で泣けたからまだ良かったな。

きっと泣けないお母さんが
たくさんいるんだろうな。

どうしていいかわからず
思わず子供に手を上げてしまい

夜、寝顔を見ながらひとりで
誰にも知られず心を痛め
罪悪感に押しつぶされそうな
お母さんがたくさんいるんだろうな。

しかし、お母さんのみならず
小さいお兄ちゃんにも声をかけた
あのおばちゃま、すげ~な。

私だったらそこまでできなかった。

お母さんに大丈夫よ、って
優しいっぽい声をかけてあげても
小さいお兄ちゃんにまで気持ちはまわらなかった。

よく泣いたね、偉い偉い!
どこからそんな言葉が咄嗟に出てくるんだろうか。

時と場合によるけどその時の状況にもよるけど
そこは私が判断すればいいことだわ。

あーーーっ!ちっちぇーな、私。

あーーーっ!あのおばちゃまみたいに
さらっと力を貸せる人になりたいな。

そうだ、そうだった。

目の前に起きる現象は
すべて私に必要なことだった。

目の前に起きる現象はすべて自分に必要なこと。

まさしくその通りですね。

世の中のママたち
育児に負けずに頑張って欲しいですね。

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