残酷な人間の手によって生み出された可哀想な生物…
人間はいかに残酷かを思い知らされる…


残酷な人間の手によって生み出された可哀想な生物

蜘蛛ヤギ

ワイオミング大学、遺伝子学の教授であるランディ・ルイスは
なんと蜘蛛とヤギのハイブリッドを作り出すことに成功。

ルイスは蜘蛛の糸について研究していました。

蜘蛛の糸は鋼の5倍の強度を持ち、部品の材料、
絆創膏など様々なものに再利用できる可能性を秘めています。

蜘蛛に関した問題点は2つあり、
1つ目は小さな生物であるために大量の糸を生産することができない点。

2つ目は飼育しにくい共食い性を備えている点です。

教授はこの問題をなんとかしたくて
蜘蛛のDNAをヤギに移植するという解決策を発見しました。

発想がぶっ飛びすぎですね。

彼は円形の巣を作る蜘蛛から糸のコード化する遺伝子を取り、
ヤギの乳を生産することを刺激するDNAと一緒にしました。

このDNAはその後、卵子に挿入され、
母ヤギに移植。150日後に蜘蛛ヤギの赤ちゃんが誕生しました。

蜘蛛ヤギが乳を分泌する際に放出された乳は
蜘蛛の糸に含まれるタンパク質を多量に含み、
ろ過されることでリールに巻き付けられることができます。

ヒトとブタのキメラ

2017年、カリフォルニア州にある
生物学研究用のサルク研究所の科学者たちは
ヒトとブタのハイブリッドを作り出すことに成功したと発表。

科学者チームは人の幹細胞を初期段階のブタの受精卵に注入し、
その後、それを雄のブタへ移植しました。

ヒトとブタの受精卵はその後、ブタの妊娠期間の約3分の1に当たる
28日間の間、発達させられ、その後除去されました。

科学者のファン・カルロス・イズヒア・ベルモンテは

「ヒトとブタの細胞が初期の段階でどのように混合するのか十分に理解できた」

と述べています。

ヒトと動物の遺伝子を組み合わせる上で障害となる点としては
人間のような脳を持つ知性のある動物を作り出す場合、
命の尊厳について問題が挙げられます。

しかしながらこの研究は人間器官を成長させ
移植に役立つという可能性を持っていて
重要な研究と考えられています。

ベルギアン・ブルー

1800年代初頭からベルギーの科学者や農場主は
特別な牛を育てるために牛を繁殖してきました。

これらの淡黄色の牛はミオスタチンという遺伝子とともに繁殖され、
筋肉が成長するのを止めないために
凄まじく巨大に成長することを可能にしました。

この目的はより多くの肉を生産するためです。

繁殖の対象となっているベルギアン・ブルーは
より少ない脂肪分と共に非常に柔らかい肉を
提供することができることで知られています。

さらにこの特別な牛は狂牛病といった病気に対して
耐性を持っていると信じられています。

しかし、この大型のベルギアン・ブルーは様々な健康問題を抱えています。

この牛は一般的に妊娠において苦しむ場合があり、
出産するために帝王切開が大抵の場合において求められます。

講師は大きな筋肉質の舌を持ち、
母牛から乳を飲むことすら簡単に出来ません。

更に心臓に関する問題や呼吸問題、関節痛などの問題を持っており、
他の種類の牛と比べて寿命が短い傾向があります。

透明カエル

世界中において解剖学や生物学を生徒たちに教える手段として
学校や大学においてカエルは解剖の対象になっています。

理由は入手しやすいという点やカエルの器官や体内における器官の配置が
人間とよく似ているからという点が挙げられます。

しかし、カエルを殺さない状態で
内部の仕組みを研究できるとしたら嬉しいですよね。

なんと日本の研究により実現する日が近づいています。

ガラスカエルという種類のカエルは生まれながらの突然変異で
皮膚中の色の量を低減する事が出来ます。

広島大学の両生類学に関する科学者たちは
この突然変異の効果を増やすためにカエルを繁殖し、
完全に透明なカエルを作り出しました。

つまり、生物の器官、血管、骨格および筋肉を見る事ができるのです。

どのようにして体の異なる器官が機能するのかということや
癌などの病気がどのようにして繁殖していくのかを
観察する事ができるのです。

教育や医療実験の両方の観点から見ても
透明なカエルは非常に役に立ちそうです。

ネットでの反応

・ホント人間てロクなこと思い付かないな…。

・人間と豚のハイブリッドとかもう、猪八戒やん

・知性が有ると命の尊厳が生まれるのかw
人間も随分と図に乗る様になったなw

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