ぎょう虫検査が廃止された本当の理由…
寄生虫の感染者増加こそが本当の理由だった…
小学生3年生以下に義務付けられていた
おしりにシールをピタッと貼るぎょう虫検査。
両親や兄弟におしりを出してぺたっとされるあの感じ…。
子どもの頃の記憶ながら、鮮明に覚えている人も多いのでは…?
実は2015年を最後にぎょう虫検査は廃止されてしまったそうです。
政府の発表ではぎょう虫の感染率が全国民で1%以下になったから。
0でないのになぜ?と疑問をいだく人も少なくないありません。
そんなぎょう虫検査が廃止された本当の理由は別にありました。
ぎょう検査とは
ぎょう虫などの寄生虫卵検査は小学3年生以下に義務づけられ、
昭和33年から行われています。
検出は主に粘着テープを用いて行い、
肛門周辺に押し付けた粘着テープを試料として検鏡を行います。
多くの学校で肛門にセロハンテープを貼り、
ぎょう虫の卵の有無を調べる検査を実施してきました。
そんなぎょう虫検査が2015年限りで廃止されました。
2016年度から行われないことになったのです。
結構最近までアレをしていたなんて…。
あまり話題には出したくないですが、
ジェネレーションギャップを感じてしまう
平成世代とも共有できるネタですね。
ぎょう虫に感染すると・・・
かゆみが発生する
ぎょう虫の活動や、産卵の際に分泌する粘着性物質によって
かゆみが発生するため(無意識下で)掻き毟ることが多々ある。
睡眠中のかゆみなどに起因する不眠などが
中の落ち着きの無さや短気になるなどの原因になることが問題視されている。
細菌感染が起こる
掻くと皮膚がはがれ細菌感染が起こることがあります。
女子の場合は腟にかゆみと過敏反応が起こることがあります。
寄生虫とアレルギー疾患の関係解明
ぎょう虫検査が始まったのは1950年。
当時は寄生虫の感染率も高かったそうで、
ぎょう虫に感染した子どもが何万人と治療をした。
やがて、ぎょう虫に感染している子どもはほとんどいなくなりましたが、
その代わり増えた病気があります。
それはアレルギーやアトピー。
ぎょう虫検査と反比例で増えるアレルギーやアトピー。
そして2014年に寄生虫研究グループの研究結果が発表されました。
寄生虫に感染するとナチュラルキラー細胞といわれるリンパ球が増加する。
ナチュラルキラー細胞は細菌やウイルスなど排除する力を持っており、
これがアレルギー疾患の改善に貢献していることが解明され、
新たな治療法につながる可能性が発見されました。
ぎょう虫検査が廃止された本当の理由
1%を切ったとはいえ、
寄生虫感染児童がまだいるのだから廃止する必要はないですよね。
これまでぎょう虫検査によって発見、
治療されていたものができなくなってしまう。
ぎょう虫はプールや入浴などはもちろん、
日常生活でも感染する危険性があるため、
検査廃止で感染者が再び増加することは容易に想像できます。
実は寄生虫の感染者増加こそが、
ぎょう虫検査を廃止した本当の理由だと言われています。
アレルギー疾患の増加とともに、
それに使われる医療費も急激に増加している。
アレルギー疾患の治療に使われる医療費と比べれば、
寄生虫駆除に使われる医療費は少額で済む。
寄生虫に感染にしていることで
アレルギーやアトピーにかかるリスクを大幅に低減できる。
それによる医療費削減を狙ってというのが廃止にした本当の理由です。
アレルギー疾患改善のためとはいえ、
寄生虫に感染しましょうとは言えない。
そこで感染率の低下を理由に検査を廃止したのだという。
ネットでの反応
・今と違ってwそんなに透明なものが手に入らなかったから
ぎょう虫検査のウスイ式セロファン(青いヤツ)が大好きだった。
何かでほんとのセロファンをロールで買ってもらった時は大切に使ったなぁ…・ぎょう虫検査廃止らしいし。
いろいろ調べてたらこいつに 「丸輪太郎」という名前があるという。
無駄な情報を手に入れてしまった・ぎょう虫検査は廃止になってしまったんだよ…私は結構ショックだった