家の中でよく見かけるクモ…
実は有能なスナイパーだった…



家の中でよく見かけるクモといえば黒くて小さいアイツ。

茶色のヤツもいたりします。
1センチにも満たない体で家の中を一生懸命チョコチョコと徘徊しています。

どうか彼らを見つけてもそっと見逃してやってほしいと話題になりました。

家の中でよく見かける家グモの正体

「家グモ」とも呼ばれる彼らの正式名称は「アダンソンハエトリ」。
実はメチャクチャかっこいい名前をしています。

しかもこのクモ、実は有能なスナイパーだったのです。

小バエくらいなら瞬時に捕獲

ハエトリグモ科に属するアダンソンハエトリはその名の通り「ハエトリ」が得意です。
小バエ程度の大きさならばじりじりと距離を縮めて一気に捕獲できます。

動くモノは何でも捕らえる

小バエ以外にもダニや小さいゴキブリなども退治するという話があります。

動くモノには何でも反応。

もしもパソコン画面上にアダンソンちゃんが貼り付いていたらマウスポインタを動かしてみてください。
興味津々に追っかけてくることでしょう。
それほどまでのハンター気質です。

家の中をパトロールしている

ちなみにアダンソンちゃんはクモの巣を作らない。
家の中をチョコチョコとパトロールし続けています。

「俺が捕まえられる小さい害虫はいないかな」と
家の中を隅から隅まで徘徊し続けてくれているのです。

命綱を常に放出している

クモの巣を作らないアダンソンちゃんですが、実は常にクモの糸を出しています。

まるで放屁しながら歩くがごとく、ブリブリとクモの糸を出し続けているのです。

その理由は「命綱」です。

もし、うっかりと足を踏み外してもクモの糸でビローンとバンジー状態。
安全第一のアダンソンなのです。

アフリカで発見された

なぜ「アダンソン」なのかというと
アダンソンハエトリを世界で最初に発見したのはフランス人の「ミシェル・アダンソン」さん。
今から約200年以上も前に活躍したフランスの博物学者です。

なんとアフリカで発見したらしい。
そんな偉大な彼の名前からアダンソンハエトリと名付けられたのです。

どうか見逃してやって欲しい

もしもアダンソンちゃんを「気持ち悪いから殺す」などと言う人がいたら、どうか考えなおすように伝えてください。

家がゴキブリだらけになってもいいのかっ!
ゴキブリの赤ちゃんを見逃せというのかっ!
小バエだらけになるぞっ!

と伝えて欲しい。
家の中の秩序を守る自由気ままな用心棒、それがアダンソンハエトリなのです。

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