「一目惚れしました」
40歳中年男が中学生少女に声をかけた結果…




「ひろしま安全安心情報」に
中年男が女子中学生に一目ぼれしたと言って声をかけた事件が
不審者情報として掲載されネット上で話題を呼んでいます。

ひろしま安全安心情報
広島市中区不審者情報

■区分:声かけ

■発生日時:2016年5月25日(水) 12時20分ころ

■発生場所:広島市中区舟入本町

■発生状況:下校中の女子中学生が男に「一目惚れしました」等と記載されたメモ紙を差し出されたもの。

■犯人:40代、170~180、中肉、黒色短髪、上下黒色スウェット(側面に青色ライン入り)、灰色自転車に乗車
http://anzn.net/hiroshima/safety/index.php?i=12534

女子中学生は警察に通報しました。
結果、事件化されてしまったのです。
これは当然かもしれません。

心配でも声かけられない声かけ事案

近頃の子供が巻き込まれた事件を見るにつけ、
だんだん他人には干渉しないことが風潮になっていくのかもしれません。

中学生や高校生はともかく、
小学生以下の子供に「可愛いね」と
声をうっかり掛けたら不審者扱いとされかねませんから…

東京都北区で学校帰りの小学生に
「さようなら」と声をかけた男性が不審者として
地域の防犯情報を発信する「メールけいしちょう」で配信された。

実際は挨拶だけでなく不審な声かけをしていたとも言われるが、

「都内では挨拶しただけで不審者になるのか」
「女性と子供は死にかけてて助けを求められても放置しないと不審者」

などと、ネット上で議論をよんでいます。

上記のような一件は「声かけ事案」として
犯罪の前兆と扱われてしまいます。

しかし、これは子供にとって防犯と
危険の表裏一体的ニュアンスが孕んでいると思われます。

ある主婦のコメントです。

「公園や道端でちょっと挨拶するだけでも
不審者なんでしょう?
孫も保育園でそう教えられています。

車の近くで遊んでいる子を見かけて危ないなと思っても
変な目で見られるかと思うと注意できません。

寝屋川のように深夜に徘徊していたら心配になるけど、
きっとなにもできないですよ」

これでは「防犯と無関心」が紙一重の世の中になってしまう…
そう危惧する人も少なくないという事でしょう。

確かに2015年に起きた「寝屋川事件」は
大人が中学生男女二人に声をかけ、
警察などに保護してもらう方向に持っていけたら
あのような悲劇は防げたかもしれません。

去年8月に大阪・寝屋川市で起きた中学1年生の男女が殺された事件。

深夜から明け方にかけて
子供だけで町を歩いていた2人に誰かが声をかけていたら
事件は防ぐことができたのではという声があります。

SNS全盛の世の中では
例えば、泣いている女の子と一緒にいるところを
撮影されTwitterに上げられただけで事件にされ、
社会的信用を失いかねないのです。

声を掛けられたくない人と声を掛けたくない人が
同レベルで増えていく世の中、
これはどちらが良いとは言い切れない重い問題ですね。

本当に心配な出来事に遭遇したら
声をかけてあげるべきではないでしょうか?

下心で声をかけるのはもちろんNGですが
可愛いなあと思った気持ちを表現できないのは寂しい気もします。

ネットでの反応

・心配と思われても直接声かけず携帯で110番して終わりという事が一般化するだろう

・まず他人に関心ないからな

・こんな世の中じゃ

・上下スウェットで告白て40が外出するときの服装じゃねーし、
告白するときの服装でもない

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