意外と知らないパドルシフトの使い方…知っておくと非常に便利な機能だった…

意外と知らないパドルシフトの使い方…
知っておくと非常に便利な機能だった…

パドルシフトとは

パドルシフトとは任意のタイミングで
ギアチェンジができるレバーのことです。

レバーはAT車のハンドル付け根部分に付いています。
これを操作することによって
MT車のように自在にギアチェンジができます。

最近ではパドルシフト以外にも
シフトレバーに「D（ドライブ）」とは別に
「+ M -」というシフトポジションもあります。

これもパドルシフトと同じで
好きなタイミングでギアチェンジができます。

また、パドルシフトはパドルスイッチと呼んだりもします。
車を持っている人なら一度は聞いたことはあるのではないでしょうか？

パドルシフトはマニュアル車にはなく
オートマ車にのみ搭載されます。

シフトノブでギアを変更する場合と比べて
パドルシフトの使い方次第では手を離さずに
素早く直観的な操作が出来るという利点があります。

通常は左右両方に装備されたレバーを
ステアリングを握りながら人差し指、または中指でパドルを瞬時に操作し、
シフトダウン、シフトアップを行うという使い方をする装置なので
オートマ車でもマニュアル操作感覚を楽しむことが出来ます。

パドルシフトはどんな時に使うのかというと
素早く加速したい又は上り坂で失速しないように
低速ギアで走行したいといった場合に使用します。

オートマ車であれば時には

「ギアがもう一段下がれば思った通りの加速になるのに・・・」

と思うような場面ってありますよね。

こんな時でもパドルシフトを使用すれば
オートマ車でも自分が考えている通りにシフトダウンすることが出来ます。

特に長い上り坂などではフットブレーキを多用すると
ベーパーロックやフェード現象が起きやすくなります。

そんな時にパドルシフトを使用することで
エンジンブレーキが効き走行速度を落とすことも出来ます。

エンジンブレーキを使用すると
ブレーキパッドが長持ちするので一石二鳥です。

パドルシフトの最大のメリットは指先の直観的な操作により
ステアリングから手を離すことなく
瞬時にシフトダウンが可能になる使い方が出来ることです。

また、パドルシフトでシフトダウンすると
エンジンブレーキを効かせることができます。

実はエンジンブレーキはベーパーロックやフェード現象の防止や
ブレーキパッドを長持ちさせたりすることの他に
燃費が良くなる効果もあるのです。

エンジンブレーキを使用する時には
最近の車であれば燃料噴射をカットするようになっているので
燃料を無駄に消費することがなくなります。

燃料の使用量を抑えることが出来れば
走行距離が伸びて結果として燃費が良くなります。

パドルシフトは単にスポーティな走りを演出するだけではなく
車の燃費を向上させる機能でもあるのです。

パドルシフトはハンドル付け根部分についているので
使う際にはハンドルを9時15分の位置に持つ必要があります。

なので、特に手が小さい方などはストレスを感じるかもしれません。

パドルシフトを使うことによって乗車姿勢が乱れる場合は
使用を控えた方が良いかもしれません。

また、パドルシフトの使い方によっては
かえって逆効果になることもあります。

特にパドルシフトを使う際にはギアを一気に下げないよう注意しましょう。

ギアを一気に下げるとエンジンの回転数が急激に高くなり、
エンジンが大きく消耗する原因となります。

さらに燃費も大きく悪化します。
ギアは一段ずつ適切なタイミングで下げましょう。

パドルシフトは使いどころを理解していると
運転が楽しくなったり、燃費が良くなったりと
非常に便利な機能です。

今までパドルシフトを使ってこなかったという方は
ぜひ、参考にしてみてください。