世界一可哀想なホッキョクグマ…
ようやく過酷な環境から解放される
世界一可哀想なホッキョクグマ
2016年の夏、
アルゼンチンのメンドーサ動物園で飼育されていた
ホッキョクグマ「アルトゥーロ」が老衰で亡くなりました。
享年30歳。
生前、アルトゥーロは
「世界一可哀想なホッキョクグマ」として有名でした。
その理由は過酷すぎる環境にありました。
過酷すぎる環境
この動物園のあるアルゼンチンは
夏場には約40度以上になることがある暑い国。
氷に囲まれた北極で暮らすホッキョクグマにとっては
この檻の中はまさに灼熱地獄。
アルトゥーロは精神的にも身体的にも追い詰められていて、
苦痛な表情・ストレスから来る異常行動は
誰の目から見ても普通じゃないのは明らか。
そんなアルトゥーロの姿は
動物園に訪れる観光客の心を痛ませていました。
数千人規模の署名活動
過去にはそんな「アルトゥーロ」の
カナダへ移送を求める大規模な署名活動も行われましたが
動物園側がこの申し入れを受け入れる事はありませんでした。
アルトゥーロは徐々に衰え、失明や食欲減退やせ細り、
北極の冷たい風を感じる事が出来ぬまま、
この世を去って行きました。
30歳でようやくアルゼンチンの過酷な環境から解放される形となった。
動物園もまた人間達の娯楽の為に作りだされた動物達の地獄。
アルトゥーロにとってこの世界は
地獄以外の何物でもなかったかもしれません。
引用:http://prensa.mendoza.gov.ar/fallecio-el-oso-polar-arturo/
アルトゥーロの動画
動画には生前の辛そうな表情で異常行動を繰り返す
アルトゥーロの姿が映し出されています。
引用:https://www.youtube.com/embed/blBf9epGi94
ネットでの反応
・動物虐待じゃん!許せないね!
・天国ではホッキョクグマらしい場所で過ごしてほしい
・解放されて良かったね、お疲れ様