栃木リンチ殺人事件に隠された真実…
主犯格の父親の正体が胸糞すぎる…


栃木リンチ殺人事件

1999年12月4日に日本の栃木県で発覚した、
複数少年らによる拉致・監禁・暴行・恐喝・殺人・死体遺棄事件。

無抵抗な被害者を加害者少年らが
連れまわして暴行を加え多額の金を奪い、
被害者家族が警察に相談していることを知ると
被害者を殺害に及んだという凶悪・凄惨な少年犯罪です。

また被害者の両親から9回もの捜査依頼を受けながら
それを拒絶し続けた栃木県警の不手際も世論に衝撃を与え、
桶川ストーカー殺人事件とともに一部国民の警察不信の一因となった事件。

事件発覚後、栃木県警は世論および裁判所から厳しく批判された。

この事件は67日間という長きにわたり、
行われた暴行殺人事件です。

殺害された須藤さんをコンクリ詰めにして
犯行に及んだ3名は「15年間なんとか逃げ切ろう」と
ビールで乾杯して話していたそうです。

何とも痛ましい事件です…。

主犯格の男 萩原克彦

栃木リンチ殺人事件の主犯格である萩原克彦について語るときには
彼の父親について言及しない訳にいきません。

彼の父親は警察官です。

事件が起きた当時は氏家警察署の交通課に勤務していました。
萩原克彦は栃木リンチ殺人事件を起こす前から
素行に問題のあった人物のようで
傷害や窃盗、恐喝などの事件を起こして保護観察処分を受けたこともあります。

このときは父親が被害者宅へ赴いて被害金額を弁済し、
示談になるよう取り計らったため保護観察処分に留まったのです。

栃木リンチ殺人事件では被害者の失踪について
被害者両親が何度も警察に訴え、
萩原克彦の両親の元にも何度も足を運んでいますが、
犯行を防ぐことは出来ませんでした。

父親は事件を荒立てることを恐れ、
母親は息子の犯行を全く信じなかったようです。

事件が起きる前、100万円を同じ年の子からだまし取っていましたが、
これを示談で済ませてしまうのはあまりにもひどい話です。

この栃木リンチ殺人事件も示談で済ませようと
父親が720万という金を積んでいたそうです。

残りの犯人たち

梅沢昭博

梅沢昭博は栃木リンチ殺人事件において、
被害者である須藤正和さんと同じ日産自動車栃木工場に勤務し、
被害者を巻き込む原因となった人物です。

梅沢昭博は中学生のころ上級生によくイジメられていたと言います。
進学した高校でも同じようにイジメられることがあり、
やがて暴走族に所属するようになってしまいます。

梅沢昭博の両親は当時離婚しており、
養育費もなかったため同居していた彼の母親は
昼夜を問わず働きに出ていたそうです。

母親があまり家にいないことをいいことに
自宅を暴走族のたまり場として提供していたといいます。

1999年4月、栃木リンチ殺人事件の被害者・須藤正和さんと同じ
日産自動車栃木工場に就職しましたが、
同年6月の仕事帰りの交通事故で長期休暇に入り、
この休暇中に萩原克彦、
そして村上博紀と行動を共にするようになりました。

彼の家庭環境は複雑で父親と母親がすでに離婚。

父親が養育費を支払わず、
常に母親が金に苦心しているような感じだったそうです。

彼自身は暴走族に所属していて、
勤務態度もあまりよいものではなかったようですね。

村上博紀

村上博紀は名門の高校に進学しましたが、
暴走族の所属が判明して退学処分を受けます。

母親は息子を立ち直らせたい一心で車の免許をとらせ、
さらに高価な車を買い与えますが、
後にこの車は栃木リンチ殺人事件の被害者、
須藤正和さんを連れまわすのに使われることになります。

車の免許を取得した後に警備会社に就職するものの、
勤務態度を理由に解雇されています。

失業した後、萩原克彦の紹介で
土木会社のアルバイトなどをしていたようです。
萩原克彦とほとんど行動を共にしていたといいます。

いわゆる「こぶ付き」みたいな感じですね。
名門に入学しましたが暴走族の所属をしてしまったせいで退学。
その後、親から200万以上もする車を買い与えられていたそうです。

結局勤務態度が悪く仕事をクビになってしまったそうです。

判決の結果…

判決の結果、自首してきた当時16歳の少年は
少年院に更迭という情状酌量を受けました。

栃木リンチ殺人事件の主犯格である萩原克彦は無期懲役、
梅沢昭博もともに無期懲役、
村上博紀には懲役5~10年の刑が言い渡され確定しています。

さらに警察官の怠慢も発覚しました。

度々、須藤親子は警官に捜査を依頼していたのですが、
警官はそれを突っぱねていました。

それが発覚し、民事訴訟にも発展したそうです。

最終的に判決では警察の捜査の怠慢を認めて、
1100万円の賠償を命じています。

萩原克彦の父親は?

ちなみにこの事件を起こした萩原克彦の父親は
最終的に警察官を退職。

その後警備会社に天下りして今は悠々自適に暮らしているそうです。

退職金+ボーナスでお金には困っていないようです…
何とも報われない話です。

警察官の対応の悪さと事件の悪質さが明るみに出た
犯罪史史上まれにみる酷い事件です。

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