首都高速道路にある謎の無料区間「KK線」…
意外と知らなかったと話題に…


首都高速の謎の無料区間「KK線」

東京を縦横無尽に駆け巡る
自動車専用道路ネットワーク、首都高速道路。

関東近郊にお住いの方であれば
ほとんどの方が首都高を利用したことがあると思います。

首都高は2016年4月から料金体系を改定し、
実質的な値上げとなり、多くの人の怒りを買いました。

そんな首都高になんと無料で走ることが出来る
KK線と呼ばれる区間が存在します。

今回はどんな路線でなぜ無料なのかKK線の詳細を紹介します。

首都高速道路のKK線とは

まず高速道路というのは
全て一つの企業が運営しているのではありません。

東名高速であればNEXCO中日本(中日本高速道路株式会社)であったり、
阪神高速であれば阪神高速道路株式会社が運営しています。

同様に首都高速道路(首都高)についても
首都高速道路株式会社が運営を行なっています。

しかし、銀座界隈の一部区間に限り、
東京高速道路株式会社が運営をする道路があります。

その東京高速道路株式会社が管理する区間がKK線と呼ばれており、
その区間に限り無料となっているのです。

KK線の由来

現在、首都高の運営は首都高速道路株式会社が行なっていますが
2005年以前は首都高速道路公団という特殊法人でした。

この首都高速道路公団と東京高速道路株式会社の道路を区別するために
株式会社(Kabushiki Kaisya)線の頭文字をとって
KK線と呼ばれるようになったと言われています。

KK線が無料で運営される理由

実はKK線の下に入っている
「銀座インズ」、「西銀座デパート」などのテナントや
飲食店の賃貸料によってKK線は稼働しています。

東京高速道路の高架下では
約10万㎡のスペースに14棟ものビルがあります。

テナント数も400余りを数え、
その賃貸料がKK線の収益源になっているわけです。

kk線の具体的な区間

首都高と東京高速道路(KK線)との接続点となる乗継所は
汐留-西銀座-白魚橋の3箇所あります。

薄緑のエリアが無料区間「KK線」で
この区間内のみ無料で通行ができます。

よく見ると汐留は料金所ではなく乗継所になっています。

白魚橋は受け取るのは通行券ではなく乗継券となっています。

KK線について知らなかったという方も多かったのではないでしょうか。

それもそのはず、標識なども一切なく首都高から直接乗り入れができ、
首都高として溶け込んでいるので
KK線とわからずに走っていることもあるはずです。

ちなみに首都高のほとんどのエリアが制限速度50km/hであるのに対し、
kk線の制限速度は40km/hとなります。

ですので速度には十分注意してください。

ネットでの反応

・無料区間があるんですね!
初めて知りました!

・昔はどこだったか記憶が定かじゃ無いが,この区間内でUターンできたはず。
ここは昔江戸城の掘割を埋め立てた上に作られてるので、
区割りが今だに出来ていないので税金などの納付先が決まってない。
同時に確固とした住所もない(中央区銀座とか)。

・KKを一瞬関西空港線と思った俺は馬鹿だな

・旧国鉄が私鉄を会社線と呼んでいたのと同じ理屈ですね。

あなたにオススメの記事

⇒ ゼブラゾーンを通行不可と誤認識している危険性…勘違いしている人が続出…