中古車が相場より安くなる理由…
激安中古車には訳があった…


中古車が相場より安くなる理由

「安かろう悪かろう」という言葉がある通り、
安さだけを追求してしまうと粗悪車を掴んでしまうこともあります。

今回はそんな中古車が相場より安い激安中古車になる理由を紹介します。

1.修復歴車(事故車)

中古車価格が相場よりも安い場合、
最も多い理由が修復歴車です。

修復歴の定義としては特定の箇所(①〜⑧)
を修理したことのある車を指します。

通常、中古車販売店は業者オークションで仕入れをしますが
このオークションでの落札価格は修復歴車か否かで大きく変わっていきます。

安く仕入れられるから販売価格も激安にできるわけです。

中古車業界には事故車を直して販売するのが専門の
オコシ屋と呼ばれる業者が存在し、
そのプロが綺麗に修復してしまうとなかなか見た目にはわかりません。

そのため、中古車選びは店選びとよく言われるように
他に並んでいる中古車のコンディションや
スタッフの対応などで信頼できるお店かどうかを
チェックするようにしましょう。

2.水害車

近年、多いゲリラ豪雨や台風などによる浸水被害が少なくありません。

中古車市場には稀ではありますが
水害車が出回っている事があります。

冠水直後は問題なかったとしても後になって不具合が出る事が多いので
修復歴車と同様、水害車は中古車価格が相場よりも安くなります。

水害車の見分け方はいくつかありますが
においやシートベルトの汚れ、
エンジンルーム内やトランクルーム内のサビなどがないか確認しましょう。

3.元レンタカー

元々レンタカーとして使用されていた車が
中古車市場に流れてくるケースがあります。

レンタカー利用者の中には残念ながら車を雑に扱う人もいますし、
また、事故などで傷が生じても丁寧に修理されているとは限りませんので
元レンタカーの中古車価格は相場よりも安くなります。

レンタカー落ち中古車の場合、
プライスボードへ「レンタカー落ち」と表示させる事が義務付けられているので
レンタカー落ちの車かどうかはプライスボードを見れば確認できます。

4.ひょう(雹)害車

車の屋根やボンネットに多数の小さな凹みの被害を受けた車です。
ボンネットにへこんだ跡が残っていれば誰でも見分けがつきますよね。

中には目に留まりやすいボンネットだけ修理して
屋根にだけ跡が残っている場合もあり、
意識して屋根も見ないと意外と気づかないものです。

5.全塗装車(色替え車)

人気の高い車体のボディカラーと言えば白や黒です。

これらの人気色の車は中古車の相場価格も高くなる傾向にあります。

そのため、不人気だった色の車を白や黒に塗装し直して
販売されている車も存在するのです。

これらの車の中にはよく見ると雑な塗装のものもあり、
中古車市場において価格が低いので
当然相場価格は安くなっているわけです。

当然ながら安さの裏には訳があります。

相場の価格よりも安い中古車の理由について
代表的なものを紹介しましたが
値段だけで飛びついて痛い目にあわないためにも
安い理由をよく理解して車を慎重に確認し、
中古車選びの参考にして頂ければと思います。

ネットでの反応

・日本人は10年10万キロ乗っても
ワイパーひとつ壊れないクルマを求める割に
3年5年でホイホイ買い替えるからな。
せっかくメーカーがいいクルマ作ってくれてるのに。

・軽微な修復でも修復歴あり扱いで安くなるので見つけたらお買い得
あとは実用上は支障のない軽い瑕疵のある車がお買い得
目立つところに傷はあるけど他は極上とかね
細かいところにこだわるとロクな事ない、新車買えよってなる

・激安車なんてやっぱり買う人いますか?
私も中古車には拘らないけど新車でも中古車でも故障する時はありますよ!

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