男性アナウンサーが尻相撲で
自ら泥水に飛び込み頚椎骨折・脊髄損傷。
しかし、周りは気付かず大爆笑でした。
ロケ先の放送事故で全身マヒ
ローカル局の朝の情報番組のロケ中に
その最悪な放送事故は起きました。
2008年6月、宮崎県の高千穂町で行われた
尻相撲イベントを取材していたのは
テレビ宮崎の『JAGAJAGA天国』という番組。
最初は地元タレントらしき女性と農家のおばちゃんで対戦し、
もちろん軍配は泥まみれになったタレントに上がります。
そのあと、みんなに促され司会していた男性、
柳田アナウンサーが登場し大きく湧きます。
しょっぱなからサービス精神旺盛な柳田アナが見られ、
周りも期待しているのがわかりますね。
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柳田アナは”エー?!”と困惑しながら土俵に上がった時は
ニコニコ顔でやる気満々でした。
「はっけよい、のこったっ!!」
ファンサービスのため自らダイブし頸椎骨折
そして、対戦相手に押し出されると
自らだいぶするように頭から水田へ突っ込んでしまったのです。
頭から真っ逆さま!
![](https://i0.wp.com/kwsklife.com/wp-content/uploads/2017/12/doro2vds.jpg?resize=400%2C268)
泥まみれになった方が勝ちということが、
もしかすると柳田アナの念頭にあったのか定かではありませんが、
ウケを狙ったつもりが取り返しのつかない事故になってしましました…
突っ伏したまま動けない柳田さん、この時
「お・・こ・・・し・・て・・・」
と、呟いていたという…
![](https://i0.wp.com/kwsklife.com/wp-content/uploads/2017/12/cdasds.png?resize=399%2C255)
ズボッと頭からハマって数秒間ピクリともしない、
ヤラレタ感満載の演技に
「これはノックアウトみたいです〜!!」
と周囲やスタジオは大盛り上がり。
大変なことになっていることを知らないスタッフや共演者らは、
大笑いしながら頭を引っ張ったり揺らしたり、
面白おかしく放送し続けたのです。
さらに、うつ伏せのまま動かないのは柳田アナの冗談と捉え、
頭に泥をかけ続ける始末。
深刻な事態の柳田アナとそれを知らない周囲のはしゃぎっぷりが対照的で、
仕方ないとはいえ結末を知っている私たちには異様な光景でもあります。
![](https://i0.wp.com/kwsklife.com/wp-content/uploads/2017/12/miyagi5.png?resize=401%2C270)
その後も、苦しい男性アナウンサーとは対照的に、
周りもこれを見ているスタジオも笑いの渦が止まらずでした。
でもこの時、柳田アナはすでに全身が麻痺して動けなくなっており、
「起こして・・・起こして・・・」
と必死に呟やくのが精一杯だったんです。
衝撃の動画はこちら
医者からは「99%寝たきり」と宣告
エックス線画像による診断は「頸椎(けいつい)骨折」。
町内の病院からヘリコプターで熊本市の病院へ。
意識はずっと鮮明で痛みもなかったそうです。
あるのは
「ふわっと魂が浮いているような感覚」
だけ。
妻と小学6年の長男と小学5年の長女が駆けつけました。
医師に促され実感のないまま最期の言葉を残しました。
「帰ってこんかったらお母さんをよろしくね」。
手術室に入ったのは夜11時。事故から9時間たっていました。
体中をチューブにつながれ、もうろうとしていたころ、
涙声の呼び掛けを何度も聞いた。
清掃のおばちゃんだった。
「絶対に負くるもんかって、頑張らないかんよ」
あったかい熊本弁は、ずっと胸の底に響き続けた。
生命に別状はなかったものの医者からは厳しい宣告を受けました。
「99%寝たきりでしょう。
車いすに乗れるようになれば万々歳」
絶望的な宣告に対し、柳田さんは…
四肢麻痺(まひ)の宣告なのに、希望が一気に膨らんだ。
「1%でも、可能性はあるんですね」
柳田さんは1%でも可能性があるのならばと諦めませんでした。
彼は懸命にリハビリに励み、5年後、
車いすに乗って番組に復帰が出来るまでになったのです。
![](https://i0.wp.com/kwsklife.com/wp-content/uploads/2017/12/vdsdsa.jpg?resize=500%2C375)
そんな彼が、こんな言葉を言っています。
限界なんて自分が作るもの。
小さなことに悩んでいた昔の自分にも言ってやりたい。
五体満足な人間が何を悩んどるかってね。
これからの人生が幸多きものとなることを祈るばかりです!