凶悪犯罪と戦う死体農場の存在
ツイッターでひそかな話題に…



火葬が一般的な日本人にとっては
人間が死後放置されるとどうなるか想像しがたい。

医学の世界でもまた亡くなってから
土に還るまでの過程は未だ知り尽くされていない。

そんな中、死体を放置したらどうなるかを研究する死体農場
ツイッターでひそかな話題になっている。

死体農場とは

人体が腐敗する過程を観察する法医学研究所「死体農場」

この死体農場ではどんな動物が
死体に群がってくるのかも研究対象になっている。

よく見かけるのはキツネ、ヒメコンドル、アライグマなど。

米テキサス州サンマルコスにある法医人類学研究所では、
他にも死体を食べにやってくる動物がいるかどうかを観察し
草食動物の有蹄類でも目の前にあればヒトの死体を食べることが判明した。
引用:http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/051000176/

死体農場の存在意義

「死体農場(ボディ・ファーム)」とは法医人類学の研究施設であり、
現在アメリカ国内に8カ所設置されている。

研究する主な意義は人間の死体の分解プロセスを観察し、
死体発見時の日時や状況などを明らかにするためのデータ収集。

ゴミ袋に詰め込まれる、カーペットで巻く、浅い穴に埋める、池に放り込むなど、
様々なケースをシュミレーションして実験しているという。

実験に使用されるすべての死体は病院や
葬儀場からドナー提供されており、
男女問わず年齢も乳幼児から老人まで幅広い。

実験が終わると特殊な洗剤とともに火にかけ、
歯ブラシで一つ一つ骨を丁寧に洗浄していきます。

漂白された後箱に詰められると、遺族のもとに帰るか、
展示物として納められるようです。

死体農場が作られる前はブタの死骸で疑似的な腐敗観察をしていたというが、
物の人間の腐敗経過をみることでより正確な研究結果がつかめるようになったという。

例えば、ハゲタカが目玉を食べるだけでも死亡推定時刻が大きく狂うと言われており、
死体の腐敗の世界は未だ謎の多い世界である。

こうして手にいれたデータはFBIや警察の鑑識とも共有しており、
逮捕の裏付けとして使用される。

警察犬やレスキュー犬の訓練にも役立っているともいい、
公的機関とも強いパイプを持っている。

医学や犯罪のみならず人命救助の分野でも
大きな功績を残している死体農場だが、
世界中ではアメリカにしか無いと言われている。

なぜ死体農場はアメリカにしかないのか

警察犬やレスキュー犬の訓練にも役立っている死体農場だが、
実は世界各国の捜査機関や法医学関係者が
羨望の眼差しを向け続けている。

死体農場用の献体制度や世論
さらには法律などの問題が大きな壁として立ちはだかり、
結局のところ米国以外では設立を断念せざるを得ないようです。

英紙「The Daily Mirror」によると
現在英国で「死体農場」を設立しようという動きが
起きているものの、難題が山積しているという。

ビジュアル的にはなんとも恐ろしい場所だが、
死体農場が凶悪な事件の解決を早めるのであれば、
実に心強い施設であると考えることもできます。

様々な形で人は殺される

死体農場の存在は凶悪犯罪の解決へ大きく貢献していることは
確固たる事実とされている。

こうして手に入れたデータは野山で発見された死体の
司法解剖でいつ、どのように亡くなったかや、
どんな犯人に殺されたかを解き明かすカギとなります。

一方で殺人犯は裁かれるのを恐れ、
あらゆる手を使って死体を隠そうとする。

そして様々な殺され方をした死体が
出て来て真実の追及はより困難になる。

法医学は遠からず犯罪との戦いであると強く感じさせます。
引用:http://tocana.jp/2016/02/post_8855.html

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