センターメーターが採用される理由…
メリット・デメリットを紹介…



メーターパネルは通常、運転席側、ハンドルの正面についているわけですが
近年ではセンターにメーターがあるケースも多々あります。

メーターが真ん中にあると見づらいという声も多い中、
なぜメーカーはセンターメーターを採用するのでしょうか?

今回はそんなセンターメーターが採用される理由を紹介します。

センターメーターのメリット

1.コストダウン

センターメーターの発祥地はイギリスとされています。

ご存知の方もいるかと思いますが
イギリスは日本同様に右ハンドルです。

しかし、製造するメーカーは左ハンドルを採用する北米や近隣欧州諸国への輸出が大前提となるため、
パーツを共有しやすいセンターメーターの方がメーカー側としてはコスト的に都合が良いわけです。

前方の視界が広がる

前方視界の中にメーターが入ってくるため、
運転中に視線をあまり移動せずに速度などの情報を確認できます。

つまり、正面にメーターがないことで前方の視界が広がるわけです。

3.目の焦点(ピント)が合わせやすい

視覚的にも運転席から離れることによって
車内外の焦点距離の差が通常のメーターよりも狭まるため
人間工学的な意味での視認性が良くなります。

つまり、ピントが合わせやすくなるわけです。

センターメーターのデメリット

1.視線の動きの違和感

正面のメーターで視線を上下に動かすのは慣れていますが
左右に動かすセンターメーターにはどうしても違和感を感じてしまいます。

2.スポーツドライブに不向き

スポーツカーの場合はエンジンの回転計の針の動きが跳ね上がる様子を
目で楽しむというような趣味性が求められるので
メーター類はセンター式よりもドライバーに近いステアリングの奥に位置する方が望ましく
走りを重視するスポーツカーにとってはデメリットと言えるでしょう。

今後のセンターメーターの動向

現在は少し違った理由でセンターメーターが採用されているという見方もあります。

それはインフォメーションディスプレイの進化です。

これまでコクピットのセンターに配置されているのは
オーディオユニット、空調操作系でした。

しかし、現在ではカーナビをはじめとしたインフォメーションディスプレイの配置が増えています。

最近はコクピットのセンター部にインフォメーションが集約される傾向となっており、
運転中も視線が自ずとセンターに向く事が多くなります。

と慣ればメーター類も当然センターに配置した方が
結果として視認性が良いという結論になるのかもしれません。

ネットでの反応

・ノーマルメーターが好きです、
センターメーターは視線の移動が危険です
カーナビの位置が低くなればカーナビも見にくいですね。

・効き目が「左」のせいか、エスティマくらいの距離があればまだ見れるけど、
ヴィッツは顔を左に振らないと見れなくて怖いくらいです。

・軽自動車でもセンターメーターのがあるけど、
左ハンドル車なんで生産しないのにね。
フィーリングかな。

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