73歳でこの世を旅立ったセリーヌディオンさんの旦那様と
セリーヌさんの間にはレネ=チャールズ君と
双子のネルソンちゃんとエディちゃんと言う名の子供たちがいます。
セリーヌさんはまだ6歳の双子に父の死をどう伝えたのかを語りました。
73歳でこの世を旅立ったセリーヌディオンさんの夫
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長年、がんと闘ってきたセリーヌ・ディオンの夫が
74歳になる誕生日の2日前に亡くなりました。
夫「レネ・アンジェリル」は彼女を発掘した元マネージャーです。
セリーヌとレネの出会いはセリーヌが12歳だったとき。
当時38歳だったレネはセリーヌの歌声を聴くとすぐに彼女の才能を確信し、
それから、二人三脚での音楽活動が始まりました。
レネはセリーヌのデビューアルバムの制作費を捻出するために
自宅を抵当にまで出し、すべてをセリーヌの成功にかけたそうです。
そんな2人が恋愛関係に発展したのは、セリーヌが19歳の頃。
26歳差という間柄には疑問の声もあがったそうですが、
2人を止められる者は誰もいなかったと
セリーヌ自身が2013年に米Access Hollywoodに語っています。
「17歳から18歳の頃、彼に対する気持ちに変化が起きたの。
彼のことを違った目で見るようになったのよ。
手短に言うと、(自分の母親も)こうなるって分かっていたらしいわ。(中略)
母には選択肢がなかったしね。
私たちの愛が勝ったのよ」
そしてセリーヌはレネのマネージメントに支えられながら、
1990年代に大ブレイク。
セリーヌは世界的歌姫になるのですが、
それほどの成功を前にしても二人の絆は変わりませんでした。
2人は1991年、極秘で婚約。
3年後にはカナダで結婚式を挙げ、
セリーヌが挙式で身に着けた約5キロものダイアモンドのヘッドピースは
当時大きな話題となりました。
2人は結婚中に双子の男児に恵まれました。
長年の不妊治療の末、
2010年に体外受精で双子のネルソン君とエディ君が産まれました。
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何が起きても揺るがなかったセリーヌとレネの結婚生活に衝撃が走ったのが、
1998年に起きたレネの食道がん宣告でした。
この日から夫妻の長い闘病生活が始まり、
セリーヌはたびたびツアーを延期するなどして
献身的にレネを看病しました。
レネは2014年には治療に専念するためにマネージメント業から退き、
セリーヌも無期限で活動を休止します。
そんなセリーヌに復帰するよう最も求めたのはレネ自身だったそうです。
「レネはチャンピオンよ。
私は生涯をかけて彼を愛してきたわ。うぬぼれていると思われたくないんだけど、私は彼の一番好きなシンガーなの。
そして彼は、再びステージの上で歌う私の姿を見たがっているのよ!」
そんなレネに押され、セリーヌは2015年3月に仕事復帰。
同時にレネとのある約束について、こう明かしました。
「あなたは私の仕事を心配してる。
子供の心配もしてる。すべてのことを心配しているわね。
もう十分よ。あなたは私を信じてくれてる?
お願いだから信じて。
子供たちは元気よ。私も元気。
約束するわ。
みんな大丈夫だって。
安心して眠ってちょうだい。
あなたに心配させたくないの。」
そしてレネは2016年1月天国に旅立ちました。
彼女は幼い双子に父親の死を説明することになります。
父の死を伝える時にとった方法
73歳で旅立った夫との間には
15歳のレネ=チャールズと6歳の双子ネルソンとエディが残されました。
「パパがもういないということを子供たちへ話す前に
人は誰でも病気になるということを話しました。
そして『カールじいさんの空飛ぶ家を覚えている?』と切り出したんです。
この映画は私たちのお気に入りなの。」
カールじいさんの空飛ぶ家はディズニーの映画です。
長年連れ添った妻であるエリーさんを病気で亡くした主人公のカールさんが、
「一緒に行こう」と約束していた伝説の滝を目指し、
風船を家につけて空へ旅立つというストーリーです。
「うん、知ってる!エリーはお空へ行ってしまったんだよね。風船と一緒に。」
そう答えた子供たちに対し、
セリーヌさんは父もエリーさんと同じく
空へ旅立ったのだということを告げたそうです。
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そして2人を外へ連れ出したセリーヌさんは
「パパに愛してるよ、空の旅を楽しんでね」と呼びかけるように促しました。
さらに「妖精の粉」と呼んでいる粉末を空へ向けながら息で吹き飛ばし、
風船を放したそうです。
セリーヌさんは空への旅は希望のある楽しいものだということ、
父はここにいないが幸せだということを伝えたかったと話します。
こうして6歳の双子は父とお別れをしました。
レネさんはきっと家族に見送られ空の旅を楽しんでいることでしょう。