緊急時に覚えておくべき「#7119」の意味…
もっと普及してほしいと話題に…


緊急時に覚えておくべき「#7119」の意味

あなたは救急車を呼んだことはありますか?

急病人や怪我人などを病院へと搬送する際、
緊急であるならば119へと電話をかけ、
救急車を要請すると思います。

しかし、緊急性があるのかどうかや
病院へ行った方が良いのかどうかの判断がつかない場合、
119へと電話をすべきかどうか迷いますよね。

2017年消防庁が発表した調査によると
昨年の救急車の出動件数及び、搬送人員数共に過去最多を記録し、
8年連続で増加傾向にあることが明らかとなりました。

それに伴い、救急車を呼んでから
現場に到着するまでの時間もかかるようになったため、
本当に救急車を必要とする人たちの搬送に
支障をきたしてしまう場合もあると言います。

こういったトラブルを避けるために
救急車の適正利用を呼びかけている消防局は少なくありません。

救急車を呼ぶべきかどうか迷った際に
専門スタッフが相談に応じてくれるサービスがあるのをご存知でしょうか?

・病院に行くべきかどうか
・救急車を呼ぶべきかどうか
・応急手当ての方法が知りたい

こういった一般市民が救急車を呼ぶべきかどうか迷った場合には
専門のスタッフから電話でアドバイスを受けることができる窓口
「救急安心センター」という機関を活用することが出来ます。

救急安心センターとは

救急安心センターとは2007年より東京消防庁にて開始されたサービスです。

電話にて「#7119」の番号に問い合わせると
24時間365日、医師や看護師、相談員といった専門のスタッフらが
緊急性、応急手当ての方法、受診手段、
適切な医療機関などについてアドバイスをしてくれます。

救急安心センターの活用方法

まず#7119に電話します。

救急車を呼ぶべきかもしくは緊急病院など適切な病院を案内して欲しい、
などの要望に応じて音声ガイダンスが流れるので番号をプッシュしましょう。

医療機関を探す場合は「1」をプッシュすると
緊急医療機関を案内してくれてオペレーターが症状に応じた
診療科・最寄りの医療機関などを案内してくれます。

日曜などでも休日診療している病院なども紹介してもらえます。

救急相談をしたい場合は
「2」をプッシュすると救急相談を案内してくれて
看護師が対応し、その症状からすぐに病院に行くべきか
救急車を利用するべきかを案内してくれます。

医療関係者が電話口で話を聞いてくれると
それだけでも安心できますよね。

平成29年4月1日現在、東京都、奈良県、大阪府、福岡県の4都道府県が
都道府県単位で実施しており、
北海道札幌市(周辺含む)、神奈川県横浜市、和歌山県田辺市の3市が
市町村単位で実施しています。

平成29年度後半頃から宮城県と兵庫県神戸市が実施し、
平成30年度以降に広島市が広島県西部及び山口県東部を対象として
実施しているなど全国に広がっています。

埼玉県については平成29年10月から
現在実施している#7000での電話相談事業の時間を24時間態勢へ延長し、
#7119への移行しています。

これらの普及により人口カバーは
27.3%から36.0%に伸びることにより、
#7119が着実に全国に広がっています。

なお、消防本部や市町村単位で
独自に電話相談事業を実施している地域もあります。

もちろん命に関わる状況であればためらわずに119番へ電話し、
一刻も早く救急車を呼ぶべきですが
救急車を呼ぶべきかどうか、最寄りの病院を紹介してほしいなど迷った場合は
ぜひ救急相談センター「#7119」をご利用してみてはいかがでしょうか。

ネットでの反応

・サービスが始まった事すら知らなかった
これは広く知られて欲しいですね

・救急車をタクシー代わりに使う人もいるからなぁ・・・
もっと普及してもらいたいものだ。

・ベッドから堕ちて上に上がれないからとか
トイレで立ち上がれないからと言って
救急車を頻繁に呼ぶ生活保護の障害おばさんが近所にいました。
凄い迷惑だったと大家さんは言っています。

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