フォグランプはなんのために付いているか知っていますか?
意外と知らない人が多いそうです。

今回はそんなフォグランプの正しい使い方を紹介します。


フォグランプとは

自動車や鉄道車両に装備される灯火の一種で
ヘッドランプとは別に白または黄色い光を発生する補助灯です。
フォグライトあるいは霧灯ともいう。

一見、格好や見た目が良いものでただ明るいだけのようにも見えますが、
このフォグランプはちゃんとした使い方や意味があります。

フォグとは霧という意味で濃霧が発生して視界が悪くなり
運転がしにくい状態の時に使う補助灯としての役割をしてくれます。

また、フォグランプの特徴として
霧の中での視界確保とともに対向車や
他の車から気づかれやすくなり安全性が増します。

霧の中でも濃霧の状況でも視界の確保が難しくなってしまいますが、
この時、普通はハイビームなどで遠くの視界の確保をしようとすることがあります。

しかし、濃霧の時はライトが霧の水分に光が反射してしまうので逆効果です。
そこで重要になってくるのがこのフォグランプの効果です。

フォグランプは上下を照らす効果を少なくして
左右を照らす幅が大きくできています。
これが濃霧の時にフォグランプが効果がある理由です。

左右の視界が取れるため白線の確認や対向車に気づかれやすくなり、
濃霧などの視界が悪い時に効果的です。

また、細い道などで周りを広く照らせるので
歩行者なども確認しやすくなる効果もあります。

フォグランプの色の違い

フォグランプは現在、白色のものが多く、
純正でもほぼ白に近いものが使われています。

昔には黄色のものもよく見かけられました。

色温度というものがあり3000〜30000K(ケルビン)くらいで
黄色から数字が大きくなればなるほど青くなっていきます。

純正は4300Kか6000Kがよく使われています。

最近では青色のLEDフォグランプやピンクのフォグランプなど
カラフルにカスタムしてる方を多く見ます。

濃霧の時は白や青よりも黄色が一番効果的です。
本来は赤いランプが霧の中で一番効果的な光だと考えられましたが、
ブレーキランプやパトランプと色が同じで混同してしまうため、
次に波長の長い黄色が取り入れられるようになったそうです。

現在は性能が良くなったため
色がついたフォグランプだと距離感がつかみにくくなるという理由が
白色が多く使われるようになった一つの要因のようです。

また、実際の効果よりも見た目、デザインを重視している人が多いという理由、
つまり単純に流行ということで黄色が減って白色が増えているようです。

フォグランプの正しい使い方

フォグランプの基本的な使い方として
濃霧や雪の時に視界が悪く、左右の視界が取れない時に使用します。

フォグランプを点灯することにより、
自分の存在を周りにアピールすることが出来ます。

基本的にフォグランプは自分の視界を良くするためというより、
他車に自車の存在をアピールするために使うものです。

それと正しい使い方として対向車などに迷惑にならないよう
視界が悪くない時は消しておきましょう。

夜は常時点灯していると電力使用量を増やして
燃費を悪化させるだけでなんのためにもならない上、
他の車に迷惑をかけるだけです。

フォグランプ本来の意味を知り効果的に使用したいですね。

ネットでの反応

・視界が良い時もリアフォグを点灯しとる車。非常にまぶしくて迷惑。

・フォグランプを前照灯代わりに付けてる奴とハイビームで走ってる奴の方が余程迷惑だ

・教習所でこういう事を徹底して教える様にして欲しい

・流行やドレスアップで白色または黄白色(電球色)のフォグが純正でも出ていますが、
本来の悪天候での視界の補助を行う目的からすれば
白では反射が強すぎてしまい逆効果ですので、
光の波長と距離の掴みやすさから地形や路面をわかりやすくできるので
なるべくは黄色が望ましいと思います。

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