昭和の時代によく見られた霊柩車が激減した理由…
時代の流れは残酷だと話題に…



子供の頃に霊柩車を見たら親指を隠せ!とよく言われていたと思います。

昭和の時代は街中で良く見かけた霊柩車ですが
最近ではあまり見かけないですよね。

実はあの霊柩車、絶滅の危機に瀕していることをご存知でしょうか?
今回はそんな昭和の時代によく見られた霊柩車が激減した理由を紹介します。

色々ある霊柩車

霊柩車にはいくつかの種類があります。

御輿のようなものが車に載せられた昭和時代に良く見られた宮型霊柩車。

大型のステーションワゴンや高級乗用車を改造して造られる現在主流の洋型霊柩車。

ご遺体とご遺族の方が一緒に移動できるバス型霊柩車。

病院などから納棺せずに自宅や葬儀式場へ搬送するときによく使用されるバン型霊柩車。

そういえば最近、霊柩車は見ないなと思われる方も多いかもしれませんが
霊柩車自体が減っているという訳ではありません。

近年、激減しているのはとにかく目立つ宮型霊柩車であり、
比較的目立たない洋型霊柩車が増加したため、
最近、霊柩車を見ていない気がするというわけです。

なぜ、宮型霊柩車は激減してしまったのでしょうか?

霊柩車が激減した理由

1.住民からの苦情

宮型霊柩車=お葬式というイメージが浸透しています。

死を連想させ、不吉だなどという近隣住民からの苦情が寄せられ、
宮型霊柩車の乗り入れそのものを禁止している火葬場が実は全国的に増えているのです。

埼玉県や宇都宮市など条例で乗り入れを禁止している自治体もあります。

2.コスト

宮型霊柩車は車両本体価格が非常に高額です。

新車の場合、洋型だとおよそ800万円なのに対し、
宮型霊柩車はおよそ2000万円になります。

また、維持費にもお金がかかることもあり、
宮型霊柩車の所有を見送る葬儀業者が増えているのです。

3.利用料金

霊柩車の利用料金は地域や車種によって多少異なるものの
およそ2〜5万円と言われています。

もちろん宮型霊柩車が霊柩車の中では一番高額です。

葬儀費用を少しでも安く抑えたいという世の中のニーズがある中、
利用料金が高い宮型霊柩車が衰退していくのは時代の流れとして当然なのかもしれません。

とにかく目立つ宮型霊柩車。
昭和の時代は葬儀といったら目立たせることを優先していました。

しかし、近所付き合いも気薄になっている昨今、現在は家族葬が主流であり、
小規模な葬儀で近しい人間だけでひっそりと送り出してあげたいという遺族が増えているのです。

そうした事情も宮型霊柩車が激減している理由なのかもしれませんね。

ネットでの反応

・この国は旅立つ人を盛大に送り出すこともできんのか。
情けないというかやるせないというか…

・宮型霊柩車が不吉などと言うやつ許せないな。
火葬場に入ってはいけないと言う条例けしからんと思うぞ

・昔よく見たな…やっぱり霊柩車は宮形ですね…
因みに葬式の列って縁起が良いとも聞きましたけど?

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