祖母を置き、逃げた自分を呪う女性大生…
心療内科がかけた救いの言葉が暖かく泣ける…



2011年3月11日に起こった東日本大震災あなたは覚えていますか?

もう6年以上経ちますが、
テレビで見ていただけの私ですら
その映像に恐怖し震えた記憶が残っています。

まして、現場にいた人々は
あの日の地震や津波の恐怖は一生忘れる事は出来ないでしょうね・・

そんな中、東日本大震災時に祖母を亡くしたという
ある女子大生の壮絶な体験と苦しみが綴られたこちらの投稿が話題になりました。

祖母を置き、逃げた自分を呪う女性大生

『大学生の女子。何をしてもあのことばかりを思い出してしまいます。

あの日、私は祖母と一緒に逃げました。
でも祖母は坂道の途中で、「これ以上走れない」と言って座り込みました。
私は祖母を背負おうとしましたが、
祖母は頑として私の背中に乗ろうとせず、
怒りながら私に「行け、行け」と言いました。
私は祖母に謝りながら一人で逃げました。

祖母は3日後、別れた場所からずっと離れたところで遺体で発見されました。
気品があって優しい祖母は私の憧れでした。
でもその最期は体育館で魚市場の魚のように転がされ、
人間としての尊厳などどこにもない姿だったのです。

助けられたはずの祖母を見殺しにし、自分だけ逃げてしまった。
そんな自分を一生呪って生きていくしかないのでしょうか。
どうすれば償えますか。毎日とても苦しくて涙が出ます。助けて下さい。』

心療内科の先生の回答

『お手紙を読みながら涙が止まらなくなりました。
こんなに重い苦しみの中でどんなにつらい毎日かと思うとたまりません。
ただあなたは祖母を見殺しにしたと思っていらっしゃいますが、
私にはそうとは思えません。

おばあさまはご自分の意思であなたを一人で行かせたのです。
一緒に逃げたら2人とも助からないかもしれない、
でもあなた一人なら絶対に助かる。
そう判断したからこそ、
あなたの背中に乗ることを頑として拒否したのでしょう。

おばあさまは瞬時の判断力をお持ちでした。
その判断力は正しくあなたは生き抜いた。
おばあさまの意思の反映です。

人はどんな姿になろうとも外見で尊厳が損なわれることはありません。
たとえ体育館で転がされるように横たわっていても
おばあさまは凛とした誇りを持って生を全うされたと思います。

おばあさまの素晴しさは
あなたの中に受け継がれていることを忘れないでください。

おばあさまが生きていたらかけたい言葉、
してあげたいことを周りに居る人たちにかけたり、してあげたりして下さい。
そのようにして生き抜くことが憧れだった
おばあさまの心を生かす道に思えます。』

回答者の心療内科の先生は相談者に対しての目線がすごく好ましく感じます。
今回の相談者の女の子が今は心穏やかであることを願います。

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