浸水・水没した車に触ってはいけない…
二次被害が減る正しい知識が広まってほしい…
2018年7月6日から西日本を中心に降り続けた記録的な豪雨により、
家屋浸水や土砂崩れなど各地で甚大な被害が相次いでいます。
また、連日放送されるニュースには
多くの車が水没している様子が映し出されていました。
そこで大雨で水没してしまった車の所有者に向けて
国土交通省は感電事故や車両火災の危険性があると
注意を呼びかけました。
浸水・水没した車に触ってはいけない
【大雨で浸かったクルマ、水が引いても使用しないで】
見た目は大丈夫そうでも、感電事故、車両火災の危険あり!
自らとクルマの安全のため、自分でエンジンをかけないでください。
また、バッテリーのマイナス側のターミナルを外してください。
詳しくはこちら↓https://t.co/rL42t7QQE9 pic.twitter.com/5TH5LXh2qq— 国土交通省 (@MLIT_JAPAN) July 6, 2018
引用:http://twitter.com/MLIT_JAPAN/status/1015162615406792705
大雨で水没してしまった車は
水が引いて外見上問題がなさそうに見えても
感電事故や電気系統のショートなどによる
車両火災が発生する可能性があるそうです。
通行の妨げにならないよう
浸水・冠水した車両を移動させる必要がある場合はエンジンをかけず
シフトレバーをニュートラルにして押して移動することが望ましいです。
特にハイブリッド車や電気自動車は高電圧のバッテリーを搭載してるため、
感電を避けるためにもむやみに触れてはいけません。
水没被害を受けた車両のユーザーに
国土交通省は以下のような対処を紹介しています。
1.自分でエンジンをかけない
2.使用したい場合は自動車販売店もしくは最寄りの整備工場などに相談する
3.発火のおそれがあるため、使用するまでは
バッテリーのマイナス側のターミナルを外しておく
使用するまでの間はバッテリーのマイナス側のターミナルを外しておくといいようです。
とはいえ、車の点検は店に任せ、
まったく整備したことがない人の場合は
慣れないバッテリーをいじることで感電する恐れがあります。
そういった場合はいじらず、近寄らずに
すぐに整備工場や販売店に相談するほうがいいかもしれません。
また、日本自動車工業会(JAMA)が動画をアップロードされています。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=F1mRl8A40Xg
冠水・水没でも保険金は支払われるの?
水没によって車が故障してしまった場合、
車両保険から支払われます。
※ただし、水没に対する車両保険に入っていることが条件です。
また、修理が不可能な場合(いわゆる廃車)でも
全損扱いで保険金が満額支払われます。
しかし、修理した後に故障してしまった場合は
保険金が支払われるかどうか曖昧です。
理由はその故障の原因が水害によるものなのか判断するのが難しいからです。
そのため、保険会社から修理するように言われたら、
全損扱いで交渉した方が良いかもしれません。
加入している保険によって保証の範囲は様々ですから、
一度災害での保険金支払い条件を確認した方がいいかもしれませんね。
最近では見かけることの多い、
ハイブリッド車や電気自動車は高電圧のバッテリーを使用しているため
特に注意が必要です。
少しでも二次災害を受ける人が減るように
正しい知識が広まってほしいですね。
ネットでの反応
・こういう情報こそ、何度も流すべきです。
・東日本大震災の時も問題になりましたよね。
・友人の消防士にいわれたことがあります。