日本には現在漢字で11万5千種、読みで17万種もの名字があります。
そんなたくさんある名字の中から
今回は特に少ない珍しい名字を紹介します。


絶滅間近の珍しい名字

誰にでも名字はあります。

中にはあまり聞きなれない名字の方もいますよね。
その中でも最も珍しい日本に5世帯以下の名字を紹介します。

きらら

5世帯。きららと読みます。

吉良、雲英と語源をともにする。

静岡県に多く、特に小笠郡菊川町吉沢に集中してみられる。
また、北海道にもみられる。

雲母(うんも:鉱石)の産地。
きらきらと光ることから名前がついた。

まはりみち

3世帯。まはりみちと読みます。

和歌山県日高郡日高川町千津川廻り道がルーツ。
現在は和歌山県や兵庫県、神奈川県にみられる。
「まはりみち」と言う読み方は、歴史的仮名遣いの読み方。

えいくら

1世帯。えいくらと読みます。

人気女優の「榮倉奈々」さんがこの名字の持ち主ですね。
この名字は日本に1世帯だけなんだとか。

彼女は一人っ子のようで2016年8月に
俳優の賀来賢人さんと結婚発表をしました。

ということは「榮倉」という名字は
ここで途絶えることになるのでしょうか。

とうきょう

1世帯。とうきょうと読みます。

東京都出身なのかと思われるでしょうが、
なんと大阪や鹿児島にごく少数見られるんだとか。

しかし語源は日本の首都である東京からなんです。

しめた

2世帯。しめたと読みます。

現千葉県南部である安房発祥ともいわれるが、
伝統的な名字です。

近年、千葉県鴨川市にみられます。
語源は注連縄(シメナワ)に関連します。

ぺんぎん

1世帯。ぺんぎんと読みます。

渡来人による帰化名字。沖縄県に集中する名です。

こおろぎ

1世帯。こおろぎと読みます。

漢字・読みともに希少かつ難しいが、
宮崎県の高千穂や五ヶ瀬、
熊本県の阿蘇では比較的多く見られる。

梠とは軒の意味であり、興梠とは
「軒のあがった家(立派な家)」を指すとされる。

日本神話の「神呂木(カムロギ、カムロミ)」に
由来すると云われています。

けいとういん

1世帯。けいとういんと読みます。
詳細は不明。

かでのこうじ

1世帯。かでのこうじと読みます。

京都の小路の名称であり勘解由使庁の所在地からきています。

ここに屋敷を構え地名を称号したとされ、
現在は山口県に少数みられます。
京都府京都市に地名が残っています。

ねこやしき

5世帯。ねこやしきと読みます。

アニメなどに出てきそうななんとも珍しい苗字です。

岩手県南東部と北西部を除く地域である
陸中発祥ともいわれていますが、
伝統的な名字で岩手県、旧蝦夷地である北海道などにみられるそうです。

のざらし

1世帯。のざらしと読みます。
詳細は不明。

でこもり

1世帯。でこもりと読みます。
詳細は不明。

うなぎ

1世帯。うなぎと読みます。

現鹿児島県である薩摩の名族、中臣鎌足が
天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)隆家流菊池氏族。
近年、鹿児島県指宿地域などに少数みられます。

こちらはM-1チャンピオン漫才コンビ
「銀シャリ」のボケ担当である
鰻和弘さん(画像左)がこの苗字ですね。

のざらし

1世帯。のざらしと読みます。
詳細は不明。

ししおう

2世帯。ししおうと読みます。

近年、滋賀県大津市にみられる。
なんとも勇ましい名前です。

たでまる

1世帯。たでまると読みます。

広島県に少数みられるらしく、
「たで」は原野などにたつ建物が語源であり、
城壁や堀に関する物が由来なんだとか。

この苗字をもつ有名人は綾瀬はるかさんです。

本名が「蓼丸 綾」というんです。
綾瀬さんがまだ無名時代にテレビ出演した証拠画像がこちら。

ひでよし

5世帯。ひでよしと読みます。

現広島県東部である備後発祥ともいわれるが、伝統的な名字である。
近年、広島県神石郡神石高原町などにみられます。
「吉」は佳字で、芦や葦の場合もあります。

ごうま

3世帯。ごうまと読みます。
詳細は不明。

たかもと

1世帯。たかもとと読みます。
近年、大阪府茨木市にみられます。

みない

5世帯。みないと読みます。

現山梨県である甲斐国巨摩郡薬袋村が起源。

近年、兵庫県、東京都などにみられる。
薬袋(みない)と同祖の名字。

武田信玄が薬袋を落として届けた際「中身を見たか」と問うたところ、
見ていないといったことからとか、
薬袋を持っているのを見たことがない(くらい元気)といった具合の話が
由来の出所として多数残されています。

おぶき

4世帯。おぶきと読みます。

現千葉県北部である下総国相馬郡小浮気邑発祥ともいわれるが、
伝統的な名字です。

近年、京都府、滋賀県にみられます。
語源は小さな湿地帯。

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