14年間タイ刑務所で過ごした元日本人死刑囚…
刑務所暮らしは死と隣り合わせの厳しい環境だった…


14年間タイ刑務所で過ごした元日本人死刑囚

2016年9月、ある日本人男性が実に14年ぶりに日本に帰国しました。

その人物とは2002年に覚醒剤の密輸で
タイの空港で逮捕された竹澤恒男(64歳)さん。

小遣い稼ぎのつもりで密輸に手を染めてしまった竹澤さんは
逮捕されても強制送還だろうと思っていたそうです。

しかし、死刑が求刑され1審の判決でなんと終身刑。

2年に及ぶ裁判を経て2審で懲役30年まで減刑されましたが、
その時すでに竹澤さんは50歳。

更生施設というよりも懲罰施設としての側面が強いとされる
タイの刑務所の実態を竹澤さんは語っています。

死と隣り合わせの厳しい環境だった

「深夜、隣の房がバタバタ騒がしいなと思っていたら、
囚人のひとりが心臓発作を起こしていたようでした。
しかし、医師が駆けつけることはなく、朝の解鍵まで放置されて死亡しました。
しばくして、袋に詰められて搬送されるところも見てしまいましたよ」

喘息持ちの竹澤さんにとってはまさに死と隣り合わせの厳しい環境。

タイの刑務所はお金さえあれば
ある程度快適な暮らしができるのが特徴です。

しかし、外国受刑者には労働によって得られる日銭すらない環境の中で
持病の喘息薬を買う必要があった竹澤さんは刑務所内で商売を開始しました。

タバコ・切手・日本からの差し入れなどの転売や
タイで有名な日系フリーペーパで連載枠をもらい
その原稿料などでお金を稼ぎました。

しかし、刑務所内の取り締まりは強化され
刑務所での暮らしは厳しくなっていく一方でした。

自分と似た境遇にある囚人たちが次々と死んでいく様を目の当たりにした竹澤さんは
次は自分の番だと死の恐怖と戦っていました。

タイでは殺人罪よりも厳しい薬物事犯。
薬物事犯には恩赦がほとんど出ません。

しかし、2016年ついに竹澤さんに釈放という恩赦が発表されました。

自費で航空券を購入し、
99年間の再入国禁止を言い渡された竹澤さんは即座に強制送還。

日本に帰国したものの所持金はほとんどなく、
帰る場所も働く場所もないため生活保護受給者として生活しています。

14年間という長い月日は決して取り戻す事はできませんが、
自分のした事をしっかりと反省しこれからは誠実に生きてほしいですね。

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