2000年前の白骨死体のミーム…
その奇抜すぎる姿にネット民が騒つく…


拡散されるミーム

生物学的に子孫に受け継がれる情報「遺伝子(ジーン)」に対して
文化的に受け継がれる情報のことを「模倣子(ミーム)」と言います。

もともとミームという言葉は
進化生物学者であるリチャード・ドーキンスが本の中で作ったものです。

ギリシャ語の語根から”mimeme”という語を作りました。

mim-は模倣を意味し、英単語の
mimic(まねる)、mime(物まね)、mimesis(模倣、擬態)
などに含まれています。

彼は遺伝子(gene)の様に一音節の単語にしたかったために
無理に縮めてmemeという単語が出来上がりました。

こうした語源から

「ある情報がヒトからヒトへ模倣されながら
人類の文化を形成していくもの」

ということだと考えられています。

本来は難しい概念なのですが、
SNSの流行とともに

「ネットでたくさん拡散されるおもしろ情報」

のことをミームと呼ぶようになりました。
英語圏では多用されている言葉です。

そんなミームですが
2000年前の白骨死体が新たなミームとして話題になっています。

2000年前の白骨死体

イタリア・ナポリの近郊にあったとされる古代ローマの都市ポンペイ。
ナポリ湾岸にあるヴェスヴィオ火山の噴火によって壊滅したと言われています。

その遺跡からある白骨死体が発掘されました。

引用:http://twitter.com/CNN/status/1001516854341505024

考古学者たちがポンペイで、30歳の男性と見られる白骨死体を発見しました。
この男性はヴェスヴィオの噴火からは逃れられたものの、
運悪く巨大な落石によって死亡したと推察されます。

ニュースに寄せられたコメントを見ると
哀れみよりも笑いがこみ上げてしまうという人が続出していました。

噴火から生き残るという幸運を持ちながら、
思いもよらぬところで巨大な岩が降ってくるという
皮肉の利いた死に方をいじらずにはいられません。

引用:http://twitter.com/epicciuto/status/1001537261698240514

「(火山から逃げられて)オレは世界で一番ラッキーな男だ」

引用:http://twitter.com/Eddache_/status/1001560790552412160

男「ウソだろ・・・オレの街が火山でメチャクチャだ・・・
くそ!これより最悪なことなんて

また、奇抜なルックスをイラスト化してしまう人も。

引用:http://twitter.com/jonnysun/status/1001579094147035137

助けて、描くのやめられない。

引用:http://twitter.com/RogerQuimbly/status/1001530169230798849

悲劇も時間が経てば、コメディとなる。

もはや拡散不可避のミーム

ちょうど一年ほど前、同じくポンペイに関わる画像が
爆発的に拡散したことをご存知でしょうか。

引用:http://twitter.com/PersianRose1/status/881330662321655808

「噴火犠牲者の石膏像」なのであるが、言わずもがな、
注目を集めたのはこのポージングである。
画像にはTwitterユーザーによって
「マスターベーションする男」というタイトルが付けられた。

ちなみに学者によるとこの人は決して
マスターベーションしているわけではないそうです。
しかし、このミスリーディングな画像は

「死の直前まで握り続けた勇者」
「伝説のマスターベーター」

ともてはやされ、
光の速度で拡散していったのです。

ミームは性的なものと危険なものが特に拡散しやすいと言われています。
なぜなら人が生き延びていくために重要な因子だからです。

そういう点では落石で死んだ男もマスターベーターも
広がるべくして広がったミームなのかもしれません。

しかし、多くの人が死んだ人をおちょくるなんて不謹慎では・・・と
感じているのも事実です。

ミームはそういった我々の良心をよそ目に
野放図に拡散していくのです。

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