幼児に与えるとダメな食べ物
それを与えると死ぬ可能性も…


幼児に与えるとダメな食べ物

離乳食から通常の食事へ・・・
一歳前後の幼児は、食事にとっても気を使いますよね。

そして、この時期は食の嗜好を決定付けるとても重要な期間でもあります。
親としてはいろいろな食物を与えたいと考えるのも当然です。

しかし、幼児には与えていけない食物もたくさんあるのを知っていますか?
場合によっては「死」につながるケースも・・・

ハチミツ

ハチミツは絶対にNGです。
これは、ハチミツにボツリヌス菌と呼ばれる毒素が含まれているから。

ボツリヌス菌は、1グラムで100万人の致死量に相当する猛毒です。

消化器官が未成熟な幼児にハチミツを与えると
ボツリヌス菌が異常に増殖して「乳児ボツリヌス症」へ陥り、死ぬことがあるのです。

このため、ハチミツそのものを与えないのはもちろん、
ハチミツを含んだ食物も与えないよう十分に注意する必要がありそうです。

幼児は咀嚼力が乏しく、唾液も少ないため飲み込みにくい餅は絶対にNGです。
例年、正月には餅を喉へ詰まらせて亡くなる高齢者が多いようですが、
実は幼児の死亡事故も多数発生しています。

目安としては、3歳くらいになれば餅を与えても問題無しと言えるでしょう。

ただし、この場合でも次の点に注意が必要です。
・餅と一緒に水分を与える
・餅を細かく切って与える
・餅を食べている時には話しかけない

餅を喉に詰まらせると高い確率で死に至りますから、十分注意して下さい。

生もの

免疫機能が整っていない乳幼児期は生ものはNG。
大人は平気でも食中毒になる場合があります。

また、加熱した肉や魚を与える場合でも
しっかりと火が通っているか確認するよう心がけましょう。

生ものについてもやはり3歳を過ぎたころから
徐々に与えていくのがベストと言えそうです。

刺激が強い食べ物

幼児にはカレーなど香辛料を含む刺激が強い食べ物もNGです。

これは、未成熟の消化器官に過度の負担をかけ、
下痢や消化不良の原因となるからです。

「たかが下痢?」と思われるかも知れませんが、
幼児の場合は脱水症状により死に至る場合もありますから十分に注意が必要。

最近では香辛料やアレルゲンを含まない幼児用のレトルトカレーも出ていますから、
まずはこちらを試してみるのも良いでしょう。

幼児が離乳食を卒業すると、
大人はうれしくなっていろいろな食べ物を与えたくなります。
気持ちはよく分かりますが、やはり幼児にはリスクが高いのも事実。

大切な我が子のため、
徐々に食のレパートリーを増やしていくのが大切と言えそうですね。

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