誰か辛そうな人を見かけたとき・・・。
まさに「大丈夫?」と声かけしたくなるような状況なのですが、
Twitterユーザーのゴジ (@goji_tk_goji)さんは、
「大丈夫?」に代わる言葉で相手を慮るそうです。
辛そうな人を救う声かけ
相手の本音はなかなか引き出せないもの。
職場や家族、友人など身近な人が落ち込むシーンをみかけることはあると思います。
そんな時、なんて声をかけますか?
@goji_tk_gojiさんはちょっとした工夫をしているようです。
聞き方ひとつを変えるだけで相手の反応も変わります。
「大丈夫?」って聞かれると大抵の人は「大丈夫」って返ってくるから、「駄目そう?」って聞いた方がいいと見かけてから積極的に「駄目そう?」と聞くようになったら今まで大丈夫って返ってきたのが八割くらい「ちょっと駄目」と返ってくるようになりました。
— ゴジ 福岡G14a (@goji_tk_goji) October 19, 2016
引用:https://twitter.com/goji_tk_goji/status/788588800897380352
「大丈夫?」と聞かれると
ついつい「大丈夫。」と答えたくなるのが人間心理。
それは気遣ってくれている相手を安心させるため、
弱い自分を見せたくないためなど色々あるでしょうが
心配している相手にとってはあなたの本音が聞きたいところですよね。
この「駄目そう?」という声かけをすることで
それがより聞き出せそうです。
ではゴジさんの経験にもあるように「駄目そう?」と聞いてあげた方が
なぜ相手の本当のところを聞き出せるのでしょうか?
それは、その言葉を投げかける段階で
「あなたの辛さが、もう私には分かっているよ」
という前提ができあがっているからです。
ポイントは「共感」ですね。
共感を持ち合っている人同士であれば本音で話しやすくなります。
心理学において「共感」は
「他人の感情や要求や悩みを理解すること」とされ、
「共感能力は精神療法の大切な前提である」ともされています。
言わずもがな、自分の辛さや悩みを分かってくれない人(非共感者)に、
それを話そうなんて気にはなりませんよね。
相手が辛いとき、この「駄目そう?」という言葉が「共感」を作り出しているように思えます。
自分の辛さが伝わっているか相手になら気持ちを吐露しやすくなるんですね。
普段から弱音を吐かない人には
言い回しを意識してみると良いかもしれませんね。
実際に「駄目そう?」と声をかけられた経験がある方は…。
これね、実際言われた。言われた時はかなり沈んでたからホッとして涙腺ヤバかった。 https://t.co/BfSCbHS2QU
— 依梨@国広兄弟つらぁ (@yori_1006) October 19, 2016
引用:https://twitter.com/yori_1006/status/788682583798194177
また、体調の悪そうな人に「大丈夫?」と訊ね、
後悔したという方もいました。
ゲレンデで、うずくまっていた外国人に「大丈夫ですか?」と声を掛けたら、「ダイジョウブデス」って言うんで、降りて再びリフトに乗って上がってきたらパトロールに搬送されてた。
大丈夫?は、使わない方がいいかな。— ☠blender48☠ (@blender48a) October 19, 2016
引用:https://twitter.com/blender48a/status/788878721201508352
「駄目そう?」は、弱っている人の心を
本当の意味で救ってあげられる言葉なのかもしれません。
ネットでの反応
・これホント。むかし自転車に乗ってて車にぶつけられてコケたところに
運転者が寄ってきて「だいじょうぶですかっ!」て聞かれたので
反射的に「大丈夫です」と答えたせいで逃げられてしまったことが。
(まあ大丈夫だったんだけど)・確かに、大丈夫?って聞かれて、
大丈夫じゃないって答えられる人は放っておいてもアラート出してくれるから、
あんまり意味がないんだよね。真似しよう。・ピークの時、「大丈夫?」「大丈夫?」と次々に聞かれ、
「大丈夫だよ」以外言うのも憚られ、どんどん追い込まれていった経験がある。
ので、それ以降「大丈夫?」と聞くのは嫌になりました。